デジイチ入門の記事 (2/6)

西古見野宿旅(写真編)

さて、野宿旅の副目的である写真。
20170215162848323.jpg
野営後にご覧の通り観光地化された観測所跡で撮影。
以前はただの原野だったので利便性や安全性は上がったのかもしれないですが
街灯なども付いてて久しぶりに訪れて個人的にはチト残念でした。

しかしその眺望は相変わらず。冬でも絶景が楽しめました。
タイムラプスは修行中なんでまだまだ色々とテキトーなのをご容赦。
時間帯が押して夕暮れ時だったので露出は無論ですが、
やはり遠征先での回転方向での水平出しがかなりシビア
(静止画ならハードもソフトも楽勝なのに)
このへんは今後の課題ですね。良い修行になりました。

逆光の先の水平線にうっすら徳之島が見えるのがわかるでしょうか?
th_20170215-IMG_5433.jpg
帰り際に美しい光が拝めました。

th_20170215-IMG_5450.jpg
さて、レアなカノープス撮影ですが狙い通り野営地真正面低空の空に輝いたのですが
ソフトフィルターを忘れる失態。
星撮り用のポータブル赤道儀を入れたカメラバッグに入れており
今回は荷物を減らすため普段用のバッグだけ持ち出したのが災い。
固定でも星座を把握しやすいソフトフィルターは必須なんで、これも反省材料。

th_20170215-IMG_5512.jpg
全天で1番目に明るい星シリウスの遥か低空に輝く、2番目に明るい星カノープスのコラボ
ソフトフィルターが無くとも、こうやって縦構図にすれば
長寿星とも呼ばれるそのレア度がわかりますでしょ?

低空こそ霞や大気の影響でわずかに赤く被りますが
際まで暗い実に貴重な西古見の夜空。その素晴らしさよ永遠なれ
th_th_日周運動カノープス
こうなりゃ、せっかくなんで南極老人星。そのぐるぐる日周運動を撮りましたよ。
こんなカノープスの下の低空まで撮れるのは、秘境の西古見なればこそ
ソフトフィルターが無かったからこそ撮れたある意味レアショット?
一期一会の臨機応変。

th_バイク日周運動
相棒越しで撮った冬の大三角の軌跡
最後は月が昇りチト明るくウルサイ感じですが、わかりますかな?

せっかくなんでわかりやすいよう
タイムラプスとスタートレイルで動画にしました。
その日周運動が把握できると思います。

しかしソフトフィルターが無いと月が出るまで星の数が半端ないです。
さすが西古見恐るべし。

ちなみに同じく奇跡的に晴れた翌日の昨夜。
奄美大島は龍郷町の山上から撮ったカノープス。
th_20170216-IMG_5662.jpg
際の低空は光害で台無し
奄美大島も北部になると星空なんてこんなもんです。
自分の住む名瀬市街地はもっと酷い。
しかしソフトフィルターがあるとわかりやすいですな〜

そんなお楽しみは次にとっておきましょう。
カノープスは毎年冬の季節モノで逃げないですから。

そうそう

th_20170216-IMG_5681.jpg
昨日書いた通り北部でも南天の低空が暗く赤道儀に必要な北極星も見える貴重な場所を発見し
長寿星を待ち粘ったんですが、ご覧の通りカノープスの部分だけ雲、雲、雲
ちなみにシリウスが強烈に輝く上空は長時間晴れてました。
(エエ感じに飛行機が撮れたんでヨシ?)

沖縄や奄美などの南国はカノープスの高度が高くなって観望に有利なんですが
南の島の冬場は曇天率日本トップレベル
その長寿星の貴重さがわかるでしょう。


同じ場所から北東にある喜界島上空はかなり低空まで星が見えたんですけどね。
世の中うまくいかないもんで、さすが昔からの言い伝えを実感。

そんなこんなで、こっちもトライアンドエラーで修行あるのみです。

桜と月光浴

奄美大島は桜の季節ですが
th_IMG_3340.jpgth_IMG_3342.jpg
節分の今宵は月がこんな感じで出ています。
立春の明日は上弦の月で半月。


そんなわけで、桜と月光浴しながらデジカメの修行。
th_IMG_3460.jpg
相変わらず月に負けないほど明るい宵の明星。

th_IMG_3488.jpg
LEDで照らすのに比べ天然の光は自然で良いですな。
その風情が段違い。

th_IMG_3468.jpg
ソフトフィルター無しで撮りましたが
昇る冬の大三角がわかるでしょうか?

th_IMG_3490.jpg
夜の天然光に照らし出された南の島の桜
満月になるとさぞ美しいはずですが、それまで満ちた花が散らずにあるか?


th_IMG_3507.jpg
星と反比例して輝くはずなので散らずに咲いてて欲しいものです。

今回は敢えて半月な現場の暗さがわかるように
完全撮って出しであります。
満月で撮れると良いのですがねえ。

星空も修行あるのみ

デジイチ初心者。相変わらず星空も修行中
th_20170126-IMG_2722-2.jpg
例によってソフトフィルターで撮る冬の大三角と冬の天の川
まあ、コンポジットを覚えてない初心者の撮って出しはこの辺が限界。

th_20170126-IMG_2718.jpg
ちなみに同じ画角におけるソフトフィルター無しの撮って出しはコチラ
シャープではありますが、実に実にショボくて味気ないですなあ(笑)
比べるとソフトフィルターの滲み出る宝石箱効果がよくわかると思います。
画角がワイドな星景における星座の強調やふんわりメルヘン感の演出には有効のよう。

ですが、ソフトフィルターは粗く滲ませ星座の形をわかりやすくするのが主目的
シャープな画像の方こそ星景でも王道で
何枚も重ねてコンポジットすれば俄然シャープでカラフルな美しさになるはず
今年の目標はそれですが、ソフトの選定などMac環境がメインの自分には
まだまだPC側による画像処理環境が整っておりません。追々ですな。

th_20170126-IMG_2744.jpg
オリオン座の縦横三ツ星
ポータブル赤道儀とノーマルのEOSキッスx7i
キットレンズによる撮って出しもショボくてコレが限界でしょう。
(赤い散光星雲が赤カブリに見えてしまうのが悲しとこ)
これもカメラを赤い星雲が更に写りやすくするようにカメラの内蔵フィルター改造して
コンポジット等すれば実にカラフルな散光星雲が炙りだされるハズ

星景でオリオンの美しいバーナードループを炙り出す。来年冬までの目標ですな。

th_20170126-IMG_2758.jpg
キットレンズ撮って出しでも、かろうじて馬頭星雲らしきものも写ります。
星空の環境的には悪くないので、兎にも角にも機材と技術の充実あるのみ。

ただ、星空用にカメラを改造等に出すと普通の写真も赤カブリしますし
メーカーの保障は使えません。
そのために改造前提で安い入門機を買って
中級機への修行のステップとして踏んでるんですがね。
(次は大きさも丁度良い80Dの予定)

その前に星像が乱れないような追尾精度と露出を稼げるオートガイダーが欲しいです。
望遠は個人的に今のところメインではないですが
星景等でも更に絞ってシャープにできるんでレンズ買うとかより費用対効果は高そうな予感。

th_IMG_3068.jpg
前景に季節の花を添えるとエエ感じ
コレも単純なようですが、結構修行が要りそう。
th_20170128-IMG_2958.jpg
なぜなら、前景の照らし具合や露出の選定などで色が被ったり
かなり印象が変わる(コレは照らし過ぎで失敗)ので意外とノウハウが要るのです。
(最大に必要なのは根気ですが(笑))
th_20170128-IMG_2963.jpg
淡く幻想的にライトアップできるような照明も100均製品で自作しようと目論見中


th_夜桜比較明合成
北天と夜桜。もっと軌跡を延ばしたかったのですが
曇天で中断。
やや軌跡が賑やか過ぎるんでソフトフィルターで間引くか露出を抑えると良さ気。
しかし山中でも前景が前提なら悪くないですな。
今後は積極的に固定撮影のロケーションも探りたいところ

th_あかさき比較明合成
固定撮影による軌跡なら市街地でもいけますからね。
まあ、こうならないように軌跡を伸ばせる晴天前提ですが。。。(笑)
雲に阻まれた失敗カットながら流星が写ったのでヨシとしましょう。

しかし、星のレコード盤が途切れないように晴れてくれ〜

th_IMG_2813.jpg
今は宵の明星が高くて明るいです。

ソフトフィルターで写すと・・
th_IMG_2899.jpg
コレは前景のライトアップから露出までやり過ぎですね(笑)
完全にお月様状態。

そんなわけで、季節の移ろいの中
星空もよちよち歩きなトライ・アンド・エラーで修行あるのみです。

南の島に桜が咲いた

th_20170126-IMG_0128.jpg
奄美大島はそろそろ緋寒桜の季節
デジイチ初心者は修行も兼ねてパチリ
いや〜〜〜20日以上も曇り続きだったので久しぶりの青空

th_20170126-IMG_0140.jpg
南の島の桜はピンク色

th_20170126-IMG_01337898908.jpg
曇天率が日本トップレベルな南の島の冬
その貴重な午後の日差しを受け美味しい蜜を平和に吸ってる幸せ者がいます。
こんな寒い時期に桜が咲くのですら、お隣の春節同様に
やっぱり南の島は旧正月がしっくりきますな。
th_20170126-IMG_0141.jpg
いつも晴れてくれると色々捗んるんですが
2月過ぎるまで、というか2月こそ雨の本番なんで
我慢、我慢ですな。


その後は久しぶりにタイムラプス
この時期は荒れ狂う西の海岸の夕暮れもご覧の通り
比較的季節外れの穏やかさ。

久しぶりの好天なんで
その後は星を撮り修行しましたが、それはまた改めて

トライ・アンド・エラーの収穫

さてデジイチ入門の修行。昨夜は久しぶりに天気が良く、
しかも、しぶんぎ座流星群が極大というので新調したポータブル赤道儀のテスト撮影。
th_CIMG3963.jpgth_CIMG3962.jpg
今回からベストではないですが、ようやく前回より場所も天候も好条件。
明るい間に色々と準備。
普段使い用の機材と赤道儀やらの星空用機材を2つのカメラバッグ別に分けて収納。
これなら用途別に身軽に使い分けられるんで便利。
で、極軸を合わせ天候がベストになるの待ってると21時あたりから快晴に。

しぶんぎ座流星群が現れる暗い北天をインターバル撮影で待ち構えてましたが
流星群はイマイチ現れず、(というか写野に入らず)赤道儀のテスト撮影がメインに。
コンポジット用に何枚か撮り溜めましたが、まだ合成ノウハウが未習得。

th_20170104-IMG_9418893
なんで、例によって冬の大三角形周辺をテスト撮影
ソフトフィルター装着シグマの撒き餌17-50mmズームレンズ
広角側17mm F2.8開放のISO1600露出90秒のRAW撮りしlightroomで補正しただけ。
相変わらず初心者なりに色々とめいっぱいレタッチしても光害カブリやらこんなもんですが
(しかし粗いですなあ。もっとキリッと締まるレンズやカメラが欲しい〜)

この画角なら追尾性能は十二分なのを確認できましたし、極軸合わせのコツもじっくり掴めました。
ただ、レンズが安物ですしノイズや光害カブリなどもあるんで、
自分の腕では絞り解放の画質はコレが限界。
露出もオーバー気味なんでソフトフィルターでこのISO感度なら
1分程度が良さ気な感じ。
コレもある意味、トライ&エラーで個人的には大収穫。
さすがにカメラもレンズもアレなんでレタッチだけでは色々と破綻気味で限界がありますな。

この辺も今後は追尾により星像が破綻しない露出時間を
コンポジット等も見据えながら手探りしていきたいところ
レンズがレンズなんで、絞り解放だと周辺部の星像やシャープさがイマイチなのも解りました。

コンポジット等を覚えたら、露出時間を見極めながら
絞りも絞って星像を更にシャープにしたいところですね。
この辺も現状の機材でトライ・アンド・エラーを繰り返し何が悪いか?何が足りないか?
ノウハウを得ないことには始まりません。
20170104-加算平均01
光害が少ない別カットをちょい加算平均などしてハイライトやコントラストをいじると
背景は落ち着きましたが、賑やかさが消えて星像も歪みが目立ったりしてるので見極めが難しいトコ
露出自体を現場で判断せず同じ画角で露出時間も複数撮りわけたほうが良さそうです。
せっかくズームレンズなんで広角側一辺倒でなく画角も色々と試したいですね。
星は色々とダイレクトにレンズ等の性能が解るんでシビア。
そういうわけで、初心者的には収穫、収穫。

20170104-IMG_9358.jpg
収穫といえば、ヘッポコなEOSkiss純正キットレンズで撮ったオリオン大星雲。
250mm開放F5.6のISO1600で露出161秒RAWをlightroomで現像し
ちょいトリミングしただけの1枚もの
ヘッポコなレンズらしく星像はアレですが、この焦点距離に露出でも追尾は可能!
これクソ安いオマケのキットレンズでっせ。

絞って星像をシャープにしてコンポジットすればナカナカにイケそうな予感
風のない闇夜など条件さえ良ければ恐るべしスカイメモSの追尾性能。
オートガイダーなんか着けたら、普通にキットレンズをF8とかまで絞れそう。
その前にレンズや望遠鏡やら買うかもですが(笑)

いや〜最初でコレだけ撮れるとは思いませんでした。
田舎とはいえ漁港のナトリウム灯や集落のLEDなど光害はそこそこあって
そんなに好条件ではないのですがねえ。

こうなりゃレタッチやコンポジットなどを修行すれば
ヘッポコ機材でも更にエエ感じになりそうな予感。

標準域も望遠域ももう少し明るくシャープなレンズさえあれば
更に良い感じになりそうなのも判明しましたし、流星群は残念でしたが
個人的に過不足な点が把握できて、色々と収穫多きテスト撮影でした。
th_加算平均09
ちょい加算平均したのをトリミングしてもご覧の通り
さすがヘッポコ機材。星像が三角(笑)この辺ですな〜修行する点は

しかしヘッポコな機材の最初でトライ・アンド・エラーできたんは今後に向けて大収穫。

スカイメモSというポータブル赤道儀は意外に中望遠レンズでも使えそうな予感。
幸いカメラも軽いですし、軽くて画質の良いレンズや望遠鏡を載せて
機動性を活かしてお気楽に撮るのも面白そう。

1軸ながら(気も機材も軽くて良い)オートガイダーも使えますしね。

個人的に赤道儀はナカナカ良い選択をしたかもしれません。
長時間の撮影中もエコ駆動(コレが本当に素晴らしい)ですし、途中確認しても
きちんと極軸望遠鏡は北極星をアプリ通りの位置でキープ

このポータブル赤道儀はナカナカ幅広く使えそう。
価格が高い本格的な天文機材は良いに決まってますが、個人的に雲多き南の島はでは宝の持ち腐れ。

制約多き中、色々と試行錯誤しながら、大宇宙との対話も楽しめました。
旅のお供に向けじっくり主観的に対話し修行あるのみ。

2017年もきな臭い匂いがプンプン。
この平和な夜空と自然が永遠であって欲しいものです。ホント