着々と既成事実化

さて、日々加速する戦前回帰な軍事化の流れ。
有事の有無に関わらず窮乏化する国家リソースを経済や環境や福祉でなく国防に割かれ
最終的には経済的にも捨て石にされるであろう南西諸島の島嶼防衛。
殆ど知られてないそれに関して日々個人的なインプット作業に集中していまして、
それが一段落してから、その大まかな概要をば書きたいと個人的にも思ってるのですが
日々この奄美大島の地元の直ぐ側でも戦前回帰な既成事実化は着々と進行中。


奄美大島 切り開かれる希少種の森
陸自駐屯地建設現場


この前、ダイレクトに交流したこの人。
与那国島在住で自分の稼業であるレストランまで休業しつつ
同じく在野にて個人で活動する南西諸島ピースネット共同代表の最新記事は必読。

西の果ての与那国島から馬毛島まで、この捨て石問題について精力的に活動してるお方なので
自分なんぞより遥かに聡明で感受性鋭く素晴らしい文体で要点を抑えています。
奄美造成
リンク先の記事にある画像を見てもらえば一目瞭然ですが、
今や名瀬は朝日町の我が家から僅か半径1~2kmにある大熊(だいくま)の森は造成され
ご覧の通り地対空ミサイル基地のために赤土むき出しで破壊されました。

地対艦ミサイルが配備される南部の節子(せっこ)地区も同様です。
(いずれ個人的にもこの目で確認しようと思ってます)

ダンプ3ダンプ2
これは個人的に撮影した写真ですが、以前は平穏だった自然豊かな峠道を
今やひっきりなしにダンプがピストン往復しています。
その頻度は本当に半端ないんで今度は動画で撮ろうかと思ってますが、
あまりに急ピッチで既成事実化を図ってるんで間に合うかどーか微妙です。


DBS9cbLUAAEJs.jpg
こうやって現場には日々進捗状況を確認する幹部と思しき軍事車輌も通行しています。
平穏だった地元が今やこうですよ。
これでもまだまだ完成前の下見も下見ですからね。
DBS-AxAU0AAzO5H.jpg
笑ってしまうのがミサイル基地予定地の側にある「森林ふれあい公園」
不法投棄の看板とかあるのに、その側では上記のようにダンプが往復し
山ごと破壊してるんですから環境保護もへったくれもありません。

ミサイルと触れ合えとでもいうのでしょうか?

国防や目先の利益のためなら、環境や福祉なんて方便に過ぎないのがよく解る構図でしょう。
th_CIMG5809.jpg
大熊地区に配備される対空ミサイルは自走式SAMで有事の際は真っ先に狙われる部隊。
敵からすれば的も的な山の上の基地だけで、環境破壊が済むわけがありません。

その真っ先に狙われる自走式のミサイルを敵の衛星などから掩蔽するのに
山岳の多い周囲へ更に移動用の道路や掩蔽壕などが拡張されるのは必至で、
そうなれば周辺の豊かな自然は更に破壊されます。

映画「アバター」の構図そのもですな。

以下は上記の南西諸島ピースネット代表の方の記事の引用ですが
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奄美大島の基地建設予定地には、国指定天然記念物の生き物たちも生息している。
アマミノクロウサギ、トゲネズミ、ケナガネズミ、オーストンアカゲラ、アカヒゲ、オオトラツグミ、ルリカケス、カラスバト、オカヤドカリ、などである。
防衛省は環境アセスメントを行ったというが、情報公開請求で出てきた分厚い資料は全て黒塗りであった。
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完全に森友学園と同じ構図ですよ。

そんな状況で自然遺産とか言ってるんだからお笑い草も良いとこです。
いいですか、認定する人も甘くはないですからね。
世界遺産認定する人を用地のように買収すれば、認定自体は甘くなり通るかもしれないですよ(笑)
それでも自走式SAMが島内を移動するために
周辺の豊かな自然が破壊される現実に何ら変わりはありません。

そんなわけで、有事があろうと無かろうと
目先の利益や自尊心のために親方日の丸へ島の宝を売って捨て石にされる大きな森友学園問題。
中国だの北朝鮮だの脅威を煽りつつ急ピッチで既成事実化は進んでいますが、
水面下で進行してた森友学園同様に殆どこの問題は知られていません。

その間にこっちはじっくりと愚かな過ちの繰り返しをリサーチしないとです。

本当に豊かな自然とも気軽に触れ合えた平穏な暮らしが、
戦前回帰な時代の流れで根底から脅かされる切実な問題ですし
(山へ入りトレッキングすることも、暗く美しい夜空を撮ることもできなさそうです)
もう、軍拡競争で張り合えるほど国内も国外も状況は70年前とは何もかも違うのですから。
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