ポータブル赤道儀初テスト

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デジイチ入門修行の道具として星空撮影用にポータブル赤道儀を導入。
ケンコーのスカイメモSという製品。
小さいくせに極軸望遠鏡もついてたり軽量性と追尾精度のバランスが良し。
コレで今まで固定撮影だった星空を地球の自転に合わせて追尾可能。

赤道儀なんて喜界島の実家で小学生の頃にハレー彗星を観測するために
ビクセンという会社の60cm屈折望遠鏡を買ってもらって以来。

ドイツ式の微動装置が付いた赤道儀でしたが、手動。
当時は地球の自転速度に合わせて自動で追尾するモータドライブは憧れでした。

しかし今はこんなに小型なポータブル式があるんで隔世の感。
追尾モードも星景用などたくさんあり
単3とUSBモバイルバッテリーなど電源も選べて便利。
オートガイダーなども利用でき将来的な拡張性もアリ。

何故、軽いポータブルを選んだかというと
当然、バイクで運ぶのも考慮に入れたのと
奄美は曇天率が日本一レベルなんで、月のない晴天という年間数日もない条件のために
高い天文機材は費用対効果という点で最悪。

なんで気軽ながらそこそこ精度の高い撮影もできそうなコレで十分というわけ。

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極軸望遠鏡に北極星を容易に導入する用に専用の微動雲台と
丈夫な三脚も用意。スクリーンショット 2016-12-31 7
出来る限り小型で安く耐荷重の強いのはコレでした。
タイムセールでお安く耐荷重は12kgなんで安心。
というか今までのビデオ雲台が単にショボすぎただけですが、コレで星だけでなく
通常のタイムラプスなども俄然安定するはずです。

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で、テスト前に昼間のベランダから極軸望遠鏡の公正。
スクリーンショット 2016-12-31 767898
こんな感じで専用微動雲台にある水準器(便利)で水平をとり、
極軸望遠鏡のピントを合わせ、適当な水平垂直が出てる建物や塔などを視野に入れ
クラッチを緩めて極軸のスケールを中心に合わせます。

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で、スケールを180度回し(上と違い6時が上に来てるのがわかる)て
ズレたら調整なんですが、幸いなことにご覧の通り概ねOK。

コレがズレてると望遠鏡で北極星を捉えても
正確な追尾は不可能なんで、実に大事な調整で3つのイモネジでクソ面倒くさいのですが
中国製ながら出荷前に調整してくれて有り難や。
これで安心して使えます。

最近は中国製のクオリティも高いですな。

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さて、年末も年末。曇天続きの奄美大島。
昨夜は久しぶりに天気が比較的マシだったので
色々と悪条件は覚悟の上、市街地郊外の山上公園の駐車場でテスト。
水平を出し、コンパスで方角を概ね合わせ
雲の切れ間から顔を出す北極星を導入するわけですが
スクリーンショット 2016-12-31 6
自分は極軸望遠鏡のクソ面倒くさい時角調整目盛りは使わず
極軸望遠鏡のスケールと北極星を使い垂直水平だけをまず正確に出して、時角はアプリで導入。
(スケール上にある北極星を上下左右十字のスケール上ズレずに往復微動させればOK
  しなければ水平出しやり直し)
Nexus7のGPSで正確な緯度経度とスカイメモと同じスケールが表示され
その中に導入する北極星の位置も表示されるんで超便利でスピーディー。

で、実際に極軸望遠鏡のピント合わせて、明視装置を使い導入したのですが
星にピントをきちんと合わせると思ったよりも見やすく
明視装置をスケールが見やすいように明るくしても北極星をラクに導入できました。

それにしても微動雲台(1万もしだけあった)とアプリの威力は抜群。
普通の自由雲台やバーン棒だとさぞ苦労したはず。。。買ってヨカッタ
慣れない最初でこれですから、慣熟すればかなり早く極軸合わせができそうな予感。

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この赤セロハンで改造した100均ヘッドライトも大活躍しました。
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とりあえず極軸をセットできたので、天候待ち。
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雲台も耐荷重の高いボール雲台なんで安心ですが
使用中は極軸望遠鏡が利用できないので、バランスウエイトなども使える
オプションの架台を買わないとですが納期が1〜3ヶ月待ち。トホホ

まあ、大した望遠レンズもないですし
標準域なら精度的にコレでも十分ですな。

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で、概ね曇天な雲の切れ間を見てテスト撮影した冬の大三角形。
(コレだけクリックで少し拡大できまっせ)
まあ、雲の合間の半ば奇跡的なカットなんで雲はご容赦をば

恒星追尾モードにソフトフィルター使用
17mm f2.8解放ISO3200で露出1分でRAW撮り。
lightroomで軽く補正しただけ
今までの固定撮影と違いソフトフィルター付けてもたっぷり露出できますし
それでも星像は流れず、きちんとソフトフィルターの効果で
オリオン座の形や大三角の形がわかります。
(最も明るい恒星シリウスも大きくエエ感じ)


雲が多く露出短縮できるようにISO感度を上げたので
ノイズが多少ありますし、明るい市街地郊外なんで当然、光害のかぶりなどもありますが
まあまあ。

いや〜悪条件下で軽くほぼ撮って出しでテストしただけですが
そのポータブル赤道儀の潜在ポテンシャルは感じられました。

さすが耐荷重12kgな三脚の強度もガッチリとエエ感じ。

今後は更に好条件の場所でフィルターワークやコンポジットなども修行して
更にエエ感じの星空を撮りたいところです。

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しかしポータブルと言いながら機材の量はご覧の通り
カメラバッグ2つはバイクでキツイですが
それより天気ですな。

雲がなけりゃ2番めに明るく長生きの星。
カノープスが南天の超低空に見れたはずなんですがね〜
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