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 【17//2016】

さてさて、政治資金規正法からPCデポまで
合法なら何でもアリな思考もモラル無き、一億総活躍時代。

今回も再びこのハードコアなニートによる
哲学的な思考のリブート作業へ、しばしお付き合いをば。


今回からは、ほぼ全ての人間にとって必要品となった社会。
その延長上にある政治や国家。
改めて、それが何故必要なのか?政治思想とは何か?

そのステージのアウトラインをなぞりながら
思索の手掛かりといたしましょう。

当然ながら、人間という生物種
その個人単体ではサバンナにおいてサバイバルするのにも限界があります。

最初から言ってしまえば、自己責任な弱肉強食の原理原則の原始世界
どんなに優秀な個人であっても、
過酷な原始生存競争に個人プレーで永続的に勝ち残るのは不可能。

狩りにしろ、農耕にしろ”協働”という概念によって、
単体では不可能なマンモスも倒し、麦やコメも大量に生産。
人間という種が、永続及び安定的にサバイバルする確率を上げてきたわけです。

最初は家族という小さい単位で協働してたそれですが、
人間だけが持つ意思疎通の方法、すなわち、言語や文章や道具によって
家族内は無論、他の家族も含めて協働はより、効率化、巨大化されていきます。

そういう他人も巻き込んで協働する単位が大きくなるに従い、利害対立。
すなわち、争いの種も増えてくるわけですね。

そこで、秩序と安全を維持するために動物世界とは明確に異なる
”政治”という人間世界独特の思想的な概念が生まれてくる
っちゅーわけ。

どうです?自己責任でバッサバッサ弱肉強食で弱者を切り捨てる
社会が如何にアホな代物か?この超がつく基本的な時点で理解できますが

そんな協働集団を取りまとめる存在として、不文律を明文化した法律や納税によって
運営される国家が誕生していくわけです。

そんな原始共同体から進化した原始国家。
最初は絶対的な専制君主と官僚によって支配される専制君主制であり
前回の宗教的な信仰とも密接に絡んでいて、君主ファラオを神と崇める
エジプトのそれらが色々と代表的ですが、
同じ専制君主制でもメソポタミアや中国は君主が神でなく最高司祭者だったりします。

th_CIMG0524.jpg
そんな古代の政治思想、特に中国では前回サラッとなぞった
儒教的な倫理というべき思想がベースになった人治主義が特徴的でして
法体系や徴税などテクニカルな方法論より、「君子は器ならず」と
徳という曖昧で抽象的な概念を重視させた代物で
中国は長らくコレを国家的なイデオロギーとしてきたのです。

ようは自然災害だろうが何だろうが、
政治の失敗は「支配者の不徳の致すところ」ちゅーわけ

徳治主義と呼ばれる性善説なそれに対して、
裏では人間性悪説に基づき人民に勝手なことはさせねーぞ!と、
法体系をビシバシ厳格化した法家という思想も存在してたようで、
古代中国の人治主義は様々なカウンターを生み、細分化しておったようです。

この辺はなんかの源流を感じますな。

その他、インドのカースト制度なども
専制君主制を強化する存在として誕生したのは、以前お話した通りですが
th_CIMG0529.jpg
そんな政治思想が厳密に成立するんは、やはり古代ギリシャにおいてでしょう。
その詳細は例によって省きますが
古代国家ポリスの名を使いポリティクスと呼ばれる政治。

都市国家は最初の市民社会として成立していて、その運営のために討議をし
当然そこから政治思想と呼ばれる代物が登場するのは必然で
最初のまとまった政治思想は、プラトンとアリストテレスのそれでしょう。

とりわけ、アリストテレスのそれは上記の通り
政治形態を3つに分類し、その堕落した状態まで定義しました。

その源流にはポリスの市民討議が簡単に野心家などに買収され易く
とても理想的な政治形態とはいえなかったという状況があり
実際に多くの野心家が買収によって権力を握り、独裁制を敷いていました。

これに懲りたアテナイなどが、「陶片追放」という
僭主になりそうな野心家に対して投票し一定数を超えたら、追放するという制度を導入。

この辺からも解る通り、古代ギリシャの政治思想には独裁制に対しての警戒心があり
最終的にはアテナイでの直接民主制まで発展することになります。

th_CIMG0526.jpg
他にも古代の政治思想には宗教の時にも触れた
聖俗一致なイスラム社会のそれや

th_CIMG0528.jpg
聖俗分離なキリスト教圏でも、トマス・アクィナスの「君主論」などで
上記のようなキリスト教的な専制君主制における
国家形態のあり方を定義付けていきます。

そして、西欧ではルネサンス期に入り
その後、政治思想というのは様々な変革を遂げながら
原始国家から現代的な民主主義国家までアップデートされていくわけですが

さて、そんな思索における新ステージの序章。
今回はサラッとここまで

次回から、
色々と思索の旅もリブートしたいと思います。
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Category: ハードコア・ニート

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