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 【09//2016】

さて、利己のみで徳なき時代。
法から自己まで全く律せられず、絶対的に肥大化。
ついには、万能全能でない法律を実情と鑑み都度アップデートするために存在する
政治家もでもが「合法だ!」の一点張り。
自己に都合の良い法律を絶対視し、開き直る本末転倒な有様。
(自己に直接都合の悪い合法ドローンは速攻で法律変えちゃいます)

その勢いは、選挙前には病気が治る大臣からタックス・ヘイブンまで内外問わず増しておりますが、
そうそう、税込100円を税抜き100円にして便乗値上げでウハウハな輩も

そんな連中に限って、自己の利己優先主義はおなざりにして
SNSなどを駆使し、他人には極めて露悪的な攻撃をするもの。

そんな神や法律以前に、自己思考、これすなわち、功利ばかりで自戒なき時代。
今日も、我らは過去の系譜を紐解きながら思索の旅を続けましょう。

前回は未だに諸方面へ影響が大きい宗教という分野における、基本的なおさらいをしました。
いよいよ今回からは、各宗教をサラッと掘り下げていきましょう。

まずは、中東を源流とするセム族における世界宗教の系譜から
セム族の預言者モーセが、その天啓を授かる以前、セム族は一神教でして
その神は「創世記」記されてるアブラハムに顕神した神で
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ユダヤ教ではヤハウェ、イスラム教ではアラーと呼ばれてます。
元々はシナイ山の嵐の神として、土着的な存在だったらしく
それが純化して、全能の創造神まで格を上げられたわけであります。

その創造神ヤハウェ。
イスラエル人がエジプトで酷使されてるのを見て憤慨。
シナイ山頂で預言者モーセに授けたとされるのが、かの有名な十戎。

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以降、そのモーセの十戎を頂点に
現代へ続く世界宗教の系譜が形成されるわけです。

ユダヤ教のみならず、イスラム教やキリスト教にも継承される十戎
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 1.主が唯一の神であること
 2.偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止)
 3.神の名をみだりに唱えてはならないこと
 4.安息日を覚えて、これを聖とすること
 5.あなたの父母を敬うこと
 6.殺人をしてはいけないこと(汝、殺す無かれ)
 7.姦淫をしてはいけないこと
 8.盗んではいけないこと
 9.隣人について、偽証してはいけないこと
10.隣人の家をむさぼってはいけないこと

一見、コレは倫理上の指針を示した天啓のように見えますが
よく読めば解る通り、そんな代物ではなく
お前達を幸福にしてやろうという、絶対神からの”契約”

当然、契約ですからそれを破ったら、神から怖ろしい神罰が下ります。
この契約が”律法”というものでして、十戎以降も随時更新、追加されていきます。

このモーセに連なる世界宗教の信仰上の律法という概念は
後々、我らがこの時代に思索をする上でも
状況を理解するだけでなく色々と重要になるので、よく覚えておきましょう。

ようは、この神の下では、神との契約が現代社会で言うところの法律。
神の下では、宗教と現代社会を区別しない。
という次第でして、これが聖俗一致。
日本では誤解されてますが、ユダヤ教のラビや
イスラム教のホメイニ師のようなラマーは聖職者ではないのです。

前述の律法に詳しく、現代社会の法治国家へ律法を適用させる
宗教学者というか、律法学者。

イスラム教やユダヤ教の信者は、法治国家以前に
この律法に従って行住坐臥して日々暮らしてるわけです。

これの特徴は十戎の1番から解る通り
極めて嫉妬深く独善的な点。

つまり、この神を崇める者だけが救済され
同じ神を信じてるからこそ人間も繋がり信用でき、同じ神を信じない者など
”ひとでなし”であるわけです。

さて、その選民思想も含むセム族由来の世界宗教の系譜
まずはユダヤ教からなぞりましょう。

ヤハウェから連なるその世界宗教の系譜の一つ、ユダヤ教は完全に民族的な宗教。

イスラエルの民を選民として、契約を結んでいるわけで
従って布教は原則として行いません。

これも日本人は誤解してるのですが、ユダヤ人は人種ではありません。
イスラエルのユダヤ人には白人もいれば黒人もいますし、黄色人種もいます。

ユダヤ人とユダヤ教はご存知の通り
歴史的に多くの憂き目に遭っている世界宗教ですが、
自国の亡国すらも信仰を破った罰として解釈。
逆に信仰を強化するほど、ポジティブな柔軟性があります。

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それが離散した民が他民族国家で客人民族として逞しく生きるための術というか
ご覧のユダヤ教の聖典「タルムード」にある通り、
イスラム教に似た宗教的なタブーはあるのですが、柔軟性に富んでおりまして
時代遅れになった律法は守る必要はない。とアップデートできる代物になってます。

極めて選民的な宗教でありながらも、他国で信仰を継続する上での柔軟性があったからこそ
布教もないのに、世界へ散らばったユダヤ人やユダヤ教の信仰や連帯
それが未だに途絶えることがない大きな要因でしょう。

このような柔軟性に優れた民族的根源があったから、遠い異国や歴史的動乱期でも逞しく生き
歴史的に多くの優秀な人材を生み出し、
それに付随する権力や富や名声を生み出す要因にもなったと思われます。

そんなユダヤ教ですらも現代社会では”律法”を厳格化するのは困難でして
特に米国などでは、正統派、保守派、改革派など様々な分派を生んでいます。

改革派などは最も現代社会に適応性があって、保守派はその中間。
正統派は黒い服や独特な帽子が象徴的ですが、最もタルムードに忠実な感じという次第。

とはいえ、ナチス・ドイツの悲劇に代表されるように
その選民思想は誤解を生む要因にもなってるのも事実ですし
イスラエルの民のみを対象にした信仰ですから、今でも争いは絶えず
母胎は同じ神なのに中東における争乱は、今でも現在進行形。

どうですか?

宗教の系譜をサラッとなぞるだけでも、法律以前の思考や道徳なき時代に
見えてこないヒントが色々と見えてくるでしょう。

その復習の先に我らもじっくり主観的な思索を行うわけです。
色々と見えてきてる、それは最後のお楽しみ。

次回からは、もう一つの系譜
今も争乱が耐えないイスラム教と、その社会を掘り下げたいと思います。



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