米国の実体経済がどっちに転んでも
7〜8年の債務周期でツケを支払う時期に来て
行くも戻るも地獄には変わりがない状況

今まで散々黙っていた分、言っても解らない連中が嫌でも実感するタームになった今
そろそろ下から目線で”真のリスク”
その壮大なネタばらしといきますかね(笑)


その前にもう一度この経済における基本中の基本を押さえて

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さて、これがアベノミクスが誇る株価
海の向こうのNYダウの月足の推移でありますが、変動の周期があるのが解ると思います。
これこそが短期の債務周期と呼ばれる変動周期で概ね5〜8年のサイクルで循環
前回の底値はリーマン危機による09年
そこからFRBによる量的緩和政策すなわちQEがスタート
ゼロ金利+市中に回るお金の量を増やし
株価などの市場経済が高騰する好循環が発生
実体経済も雇用や成長率が回復し量的緩和終了
昨年末、いよいよゼロ金利も解除しようやく7年ぶりの出口へ導いたのはご存知の通り
その間にNYダウは史上最高値をマークするまで高騰し市場には空前絶後の緩和バブルが発生
その資金が世界規模で席巻したのは言うまでもなく
米国のサブプライム層にまで波及し自動車はローンで買いまくり

その恩恵を日本の輸出大企業が受けたのも言うに及ばずですが
その借金したもの勝ちな先取り好循環なバブル周期
借りたものは必ず返済するのが世の常
いよいよ今年に入りどーもその返済周期に突入した感じで
市場の混乱は周知の通り

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翻ってこの国
リーマン・ショック時の08年での底は同じですが麻生政権に続いた民主党政権時代
いち早く米国で始まった量的緩和とそれに伴う円高や震災などにより
株価は麻生+民主合計で4年に渡り保ち合いますが、
それでも実体経済はプラスを維持し文字通り水平飛行

で、アベノミクス
3年遅れの異次元緩和で4年で株価は9000円から21000円
為替もドル円80円から125円と150%の急激な大変動
民主党時代の保ち合いによる値幅の停滞も僅か4年で一気に追いつき
08年から4年+4年で2016年の今年
完全に値幅でも日柄(時間)でも米国の債務周期の変動タイミングに追いついたのです。

同じ緩和バブルでも米国は株価などで富裕層を潤わせ格差を拡大させながらも
サブプライム層までローンでクルマを買えるような内需の好循環を発生させ
ダウンロード (成長率2)
株価だけでなく実体経済でもそれなりの経済成長を果たしました。
ですが、この国はどーか?

中央銀行の年間80兆にも及ぶ異次元緩和バブルで
株価高騰や通貨安により市場や輸出大企業など富裕層は潤うだけ潤い
日米両方の緩和バブルで史上最高益を得ましたが
中央政府が肝心の再分配を怠り、
バーター取引で一部の大企業がパフォーマンス的な官製ベアをやっただけ
殆どの賃上げが一時金などの見せかけで
それも労働争議などや法治国家の中央政府の法規制による最低賃金底上げなどでもなく
”要請”という前代未聞の珍現象によるもの

そんなので中央銀行がいくら緩和バブルを起こしても
中央政府が肝心の再分配を行わないのですから
いくらウルトラ低金利でも市中に借り手なんかおりまへん。
リフレ政策に必要な中銀と政府の連携がバラバラで市中にカネは回らず日銀の当座へ豚積み
その間に少子高齢化により内需は完全なるピークアウト

企業は過去最高益で株価は高騰し失業率も最低で求人も過去最高レベルという
緩和バブルが起こっているのにも関わらず
何故か実体経済はマイナス成長で低インフレという
前代未聞の最悪の事態

しかも唯一の頼りだった外需も今年からは世界規模で曲がり角に突入中

ダウンロード (1インフレ)
そう、リーマン・ショック以降緩和バブルでしたが
債務周期が変動した今、世界規模で低インフレで低需要の周期に入ったのです。
あの米国ですらあれだけバブルを起こしてもこの低インフレ

輸出大企業が過去最高去益で浮かれてる間に
この国では内需は萎み信用力は低下し若者のような
消費性向の高く経済を回すであろうサブプライム層は完全に草食化
中間層も完全に崩壊し今やクルマですらローンも組めず
残クレで現物を担保にするのが精一杯でついに国内の売上は低下

いいですか、低金利でかつ緩和バブルが起きてるのにも関わらず
再分配を怠ったせいで絶対に拡大するはずの内需が低成長になったのです。

それでも5〜8年の債務周期によるバブルが崩壊しても
種を存続する生物なら必ずプラスになる潜在成長力が上昇してれば
ようは生産年齢人口が増え続けていれば必ず自律回復するのですが
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戦争を挟み100年近く増えてきたそれすらも完全にピークアウト
これを回復するには、今、この瞬間に出生率が2.2%以上に回復しても
実際に人口が増え始めるのは20年以上先の不可逆的な絶望状況


そう、この縮小タームは長期債務周期に合致しますし
前回も同じように薩長閥や巨大財閥を優遇し
資源も食糧も少ない島国なのに内債だから安心と莫大な戦費のために前代未聞のツケを作り
それをGHQの尻ぬぐいで強制的に支払ったのが70年前
まさに今、異次元の緩和で史上空前に増える内債も
ついに縮小を始めた生産年齢人口と内需も
75〜100年の長期債務周期と完全に合致します。

つまり、今度のバブル崩壊は単なる債務周期の転換でなく
国によっては70年〜100年に一度の大崩壊の可能性もあるのでして
同じことが言われたリーマン危機ですら米国経済は自律回復し史上最高値まで上り詰め
低成長で低インフレですが今も確実に成長中
自力のない一部の産油国や新興国、
そしてこの国も含む一部の先進国は完全に別で
更にその中でもより自力や自浄作用の無い国は民族の存亡がかかった
長期債務周期の危機に該当する可能性アリ。

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何度も何度も言いますがゼロ金利で年間80兆の異次元緩和して
絶対に増えるはずの内需が何故かずーっと減っているのです。

そう、本来なら異次元緩和でバブルを起こしたら
再分配、すなわち財政出動をするのが普通なんですが
この国は確信犯的にそれを拒否
ダウンロード プライマーバランス)
何故か?低金利かつ緩和バブルにしとけば
体内的な債務は通貨安によるインフレの分圧縮し公務員は延命
輸出大企業はウハウハ
そうリフレなんて形だけで内実は近視眼な延命や保身策を図っただけ

中央銀行によるリフレには必須の中央政府による再分配を怠っただけでなく
あろうことか富裕層優遇の消費増税に法規制で非正規雇用を拡大し
再分配どころか搾取を強化する正反対の緊縮策
しかも社会保障などの支出は減らす緊縮策なのに
公務員や議員の給与は何故か上げるというオマケ付き

緩和バブルで中央銀行のお金が増えても
中央政府から社会へ流れる再配分の支出が減れば内需が萎むのは当然なのです。

それだけでなく社会保障の原資の公金までバブルに投入してるのですから
国民的には最低最悪。
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そう、債務周期によりバブル崩壊しても
何もしなくても生きてるだけ、種の存続さえしてれば馬でも鹿でも必ずプラスになる
潜在成長力が上昇してれば何度でも自律回復できますが、
この国はなんと驚くべきことに潜在成長力すら低下中

生物なら誰でも知ってる基本中の基本である知恵
縄張りは独占せずに共有し世代交代する

縄張りの独占=種の絶滅

この基本の知恵さえあえれば
ツケの周期で周る人間社会の危機も乗り越えていけるんですが
東大卒の日銀総裁やトヨタの社長ですら
ミライのツケを先取りする学(悪知恵ともいう)や財はあっても
その知恵を忘れ(知らないかも(笑))縄張りを独占したら
待っているのは破滅だけです。


最後に一言、必ず
未来を先取りしたツケは回ってくるもの。


そして本来なら払えるはずのツケの返済は今や絶望的で
その責任は間違いなく再分配などの連携を怠った中央政府や中央銀行にあるのです。
今度はGHQはいません。

首相や日銀総裁も含めて
人間はそれを実感する、その”瞬間”まで
政変も含めた日々の変動ブームに目眩ましされ気づかないですし、
絶対に認められないわけでして、今後もその瞬間までは
目眩ましの激動や悪足掻きは続くでしょう。



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