相変わらず毎日夜、亡き親父譲りのTRIO製の古い機材で
th_NCM_007878786.jpg
FMラジオやカセットテープというアナログなメディアを楽しんでいます。

アベノミクスで日本企業のモノづくりが
その自画自賛とは正反対にボロクソになってる事実は
日々誤魔化しながら不誠実に報道されてる通りですが

アベノミクスなんざ一切関係ないこの時代の製品はまさに本物でして
40年近く経った未だに現役も現役
ガリ取りなどちょっとした整備を施すだけで騙し騙し使えば、普及価格帯の製品にも関わらず
今でも一級品のサウンドを奏でるわけでそのクオリティは驚異的ですらあります。

如何に当時の製品作りが普及価格帯でも手を抜かず
基本設計から部品調達、実際の工程に至るまで誠実であったか?
如実にわかりますし、亡き親父に感謝あるのみ。

そんな家庭にある70年代のシスコン(システムコンポーネント)が優秀だったせいで
学生だった80年代はカセットデッキやCDプレーヤー以外は
殆どバブルラジカセなど(これもまた優秀だった)で事足り
当時全盛で憧れだったバラコン(普通のコンポの意で死語に近い)の798アンプなどは
貧乏役人の家庭じゃスルーする羽目になりましたが
今と違って一億総中流で消費意欲が旺盛だった当時
貧乏役人の家庭以外じゃハイクオリティで安価なアンプが飛ぶように売れ
th_NCM_00098981.jpg
改めて雑誌などで振り返ると、当時の凄さが解ります。

th_NCM_00898902
特にこのソニーのアンプは当時の雑誌などでも絶賛されてて
その半端ないコストパフォーマンスが溢れるクオリティは学生の自分にも憧れでしたね。
とくにかく爆発的に売れて弾数が多いアンプなので
テープセレクタが3系統ありフォノも2種類のMC対応してたりと
アナログメインな自分的には今でも現物が欲しいところですが、
コンデンサなど間違いなくコンディションは劣化してるでしょうし
今後実用する場合の整備サービスを考えると
オークションや中古もギャンブルになるんで考えもの
今でも実売価格8万円出せば新品で国内製の高品質なアンプは手に入りますし
2〜3万でもアナログアンプなら十二分な性能の新品はあります。
ヤフオクや中古店も怪しい業者や個人が暗躍してるんで
コレクション的な価値を見出す以外に実用性は低いでしょう。

しかしそのクオリティは驚異的で今の時代で同じ製品を作るとなれば
798どころか10〜20万でも無理でしょう。
高付加価値な専業メーカーだったサンスイなどへ
量販家電メーカーであったソニーが物量投入という正攻法なクオリティを用いて
普及価格帯で真っ向勝負を挑んだ333のインパクトは半端なく
まさに”ターニングポイント”いや〜凄い時代でした。マジで
そういう意味では、ホント当時のソニーは庶民の味方で家電のレジスタンスでしたな。

th_NCM_00078974.jpgth_NCM_0007678.jpg

th_NCM_098098003

で、当時のオーディオ専業メーカーでアンプでは王者だったサンスイ
当然、そのサンスイも798に参戦し半端ないクオリティの名機を生み出してました。
まあ、憧れっちゅーか、親父だけでなくカーチャンにすら
そのサンスイのクオリティや名声は轟くほどの存在でしたね(笑)

ですが、その専業メーカーサンスイも時代の流れであっちゅーまに淘汰され
今や家電メーカーですらヤバイ状況



そんな時代でもサンスイOBがこういうメンテ専門の小さな会社を運営し
過去の名機を維持してくれるのでサンスイは古い機材でも
それなりのコストさえ払えば維持できるでしょう。
何しろ今の時代なら高価な新品でも太刀打ち出来ないほど
元のクオリティが半端ないのでその価値は十二分にあります。

それだけ日本のモノづくりのベースが崩壊してる証ですが
こういうプレハブの会社こそ粉飾してデカイ顔してる大企業なんかより
遥かに遥かに貴重です。

とにかく11社以上が発売して798のアンプ
th_NCM_0009896.jpg
th_NCM_0005787.jpg
当時は「Gmサーキット」を搭載したVictorのアンプが欲しくてたまらなかったですね。
今でもカセットデッキは若い時代に買った
Victorの安いコストパフォーマン機がメインですが
今でも驚異的なクオリティを維持してます。
しかしアンプもVictorにするには中古相場的にチト厳しいですなあ。

こういう誠実なエンジニアさんより
不誠実な会計した役員や経営者、もっと言うと役人や政治家がデカイ顔してるんだから
国も傾きますわな

そんな古き良き時代の機材
手持ちの愛着ある90年前半のソニー製のオートリバースカセットデッキは
モーターがついにこの夏壊れましたが
(回転部分のある機材が古い順で寿命になるんも誠実な証)
他の90年中盤の3ヘッドデッキはVictorもソニーも未だにバリバリ健在
壊れたデッキも巻き戻し専用機として再活用中(ホント無駄がない貧乏症)
回転部分のないアンプやチューナーに至っては70年代のが今でも現役で
全盛期の日本製品はメンテさえすれば100年家電な驚異的クオリティ

クルマやバイクは中古ばかりですが
オーディオは古いのも新しいのも親父譲りも自分で買ったのも
新品機材がメイン
そのほうが長く使うと愛着も湧きますし色々と安心

ですが、なんか今の値段はお高く止まって
品質は低いモノづくりの惨状を見るにつけ
こういう古い機材を中古でも欲しくなったりしますなあ。
良い中古屋を探すのすら厳しい不誠実な時代になりました。

とはいえ、何度も何度も言うように
自画自賛で中国に会社ごと爆買いされる中身のない今の家電なんかより
そんな古い機材にこそ本物のモノづくりがあります。
スポンサーサイト

コメント


管理者のみに表示

トラックバック