音楽のスタバ化

えーこんな駄日記を綴るハードコアなニートちゃんは1973年生まれ
そんなぼくちんは小さい頃、小学校の小さい図書室で
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こんな子供向け雑誌の未来予想図ばかり見てすくすくと育ちました。

あの頃は未来といえば全てがバラ色で年が過ぎれば過ぎるほど
テクノロジーも文化も全て日進月歩という
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今じゃ完全に嘘っぱちな妄想に取り憑かれていましたね(笑)

あれから40年近くが経ち
文学やマンガや音楽を始めとした文化そのものが低迷
デジタルな利便性最優先で高音質なメディアや文化は軒並み淘汰
アナログなFMラジオが未だに放送波の最高音質で
まさか憲法すら昔に回帰させる暴君の如き首相がのさばり
庶民を生活苦に叩き落とし小さい頃より社会全体が劣化するなんて思いもよりませんでした。
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まあ、そんな昭和の子供向け雑誌
今見れば中身は嘘っぱちもいいとこですが
文化としてみた場合、ポップアートとすら呼べるような
絵画センスはこの年代のほうが遥かに優秀で未だに多大な影響を受けており
その資料的な価値は非常に高いですね。

さーて、前置きが長くなりましたが
そんな僕らの青春時代の傍らには
不便でメンドーですが、中身はしっかり作りこまれた文化があり
音楽もそうでした。
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FMエアチェック文化もその1つでして、今思うと実に良い時代でした。
当時はCDもまだ高価(携帯が普及してる今、コレも変わりないか)で
誰知れず徐々にパンクへ傾倒しつつあった当時
あまり興味のなかったメジャーな音楽シーンですが
音楽文化に対する基本的な知識や情報全てFMラジオやその情報誌で補完でき、
消費文化としても作り手と供給側共に誠実で実に質の良い時代だったと思います。

確かに文化的な洗練度でいえば今とは段違いで遅れてたかもしれませんが
当時は忌み嫌っていたメジャーなシーンも洋邦楽問わず
そのクォリティは非常に高く、演奏技術はもちろん
スタジオなどのレコーディング技術的にも贅沢で妥協のない時代。

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そんな音楽を伝える放送波もテレビもラジオもアナログなFM復調方式が基本で
非常に高音質でありました。

アナログだけでなくデジタル放送も昔は高音質で
皆さんはミュージックバードという衛星ラジオがあったのを知っていますか?

自分は90年代後半からiPodやiTunesが主流なる00年代中盤まで
この放送をDATでエアチェックしてまして

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こういう専用チューナーを使い有料で楽しめる
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そのBモードのCDをも越えるPCMサウンドは国内放送史上未だに最高レベル
その圧倒的な音質を誇るジャズとクラシックのチャンネルを片っ端から
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DATで高音質エアチェックしたわけで、その資産は今でも個人的には宝物
ですが、そのミュージックバードも10年代に入り地デジ化に伴い消滅
今も同じ名前で同じ様な有料放送はしてるようですが
サンプリング周波数は同じでも無圧縮なBモード超高音質サウンドから
今度は圧縮音源な上に聴取料まで高くなり今や完全にスルー
(旧加入者がタダで貰えたチューナーとアンテナはありますが(笑))

そんな最高音質の放送も消え個人的にはDATデッキも稼働が極端に減り
調子が悪化
FMなどのエアチェックすらしなくなり
パンク以外の趣味的な音楽熱は冷めついにはお蔵入りで
貴重な資産もダンボールの中
(いつか復活させてやりますが)

山下達郎氏もDATの消滅に激怒しておられましたが個人的には非常に同感です。

カセットのように不便ですが味があり
MDよりも遥かに高音質で
CDよりも長時間高音質で録音できる実に優れたメディアでした。

ノイズのようなディストーションが基本のパンクを好む自分が
メディアにおける音質劣化を語るのが実に嘆かわしい(笑)
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そして、今
iPodやiTunesの登場により音楽文化は世界的に激変
それがクールに思える、思えた時代でありますが
利便性に溢れるネット回線による音楽配信やストリーミング配信が今や隆盛を極め
比較的CD売上が高いこの国でもCD販売は右肩上がり
テレビも今やデジタルな圧縮音源で今や
音楽データは質よりも手軽なコンパクトさが最優先

音楽のコアである



よりも利便性が最優先される時代

コーヒーチェーンの隆盛がそうであるように、
ジャズ喫茶や純喫茶よりもスタバ、もっと言うと
セブンイレブンの100円コーヒー

そういう時代の流れなので
たとえ文化的に劣化しつつある方向だとしても個人的には
大きな流れには抗えないと思っています。

勘違いしないで欲しいのは音楽がスタバ化すると嘆いても
日本社会特有のガラパゴスな再販制や著作権団体など
文化的に色々と高額化する要因なる事情を肯定するわけではなく
むしろ、国外と同じ様にCDも本ももう少し低額で買えるようにして欲しいと思っていますが
この辺は僻地と都会の格差是正など色々と管理団体側の言い分もあると思われるので
コレ以上言いませんし、否定も肯定もしませんが

間違いなく言えるのは
アベノミクスにより音楽のスタバ化は益々進むということ
アベノミクスによる物価上昇により国内のCDの価格は益々
相対的な意味で高額化してますが
輸入盤に至っては円安で高額化していて
音楽の物理的なレコーディング音源は以前にも増してより高価なものへ
そして若者たちが音楽を再生する機器もオーディオ機器でなくスマホが基本

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決して安くはない端末価格と通信料金を安い給料から負担
結果的に音楽へ回せる金額は
自分たちエアチェック世代よりも更に少ないでしょう。

その少ない給料から出して購入した音源も圧縮音源な上に
再生機器もロクなDA変換コンバーターもヘッドホンアンプも搭載されないスマホ

せいぜいBluetoothでミニコンポやスピーカーに飛ばすくらいでしょう。
コレも便利ですが音質的には酷いので
現代の若者たちの音楽再生環境は退化してるのは間違いなく

物理的な音源の入手も再生機器もプアな環境下にあり
音楽文化的には00年代中盤に圧縮音源が誕生して以降
劣化の途上にあると思われます。

そんな状況でハイレゾを出したところで
基本的な音楽文化ベースが圧縮音源で低下してるのですから
高音質な音源はますますニッチな分野になるのは自明の理

だから一部のアーティストたちは抗うべく
Tidalのような高音質の配信サービスも立ち上げていますが
これも回線の負担を考えると今のところナンセンス
基本的に現状のネット回線も含めたデジタル技術では
未だに高音質を数多に伝送するには容量が不足してるのです。

だからこそ圧縮音源であり、リニアなアナログに勝てない部分はまさにそこ

そんなわけで、だからこそエアチェックの時代というか
未だに70年代のアナログチューナーを駆使しエアチェック録音するのが
このアベノミクス時代にコストをかけず音楽的な素養を高音質で磨くには最適な手段
とすら思っていてデジタルなネット配信では得られない真の音楽的な楽しみを得られるのです。

まさか40年後にこんな時代が来るとは思いませんでしたが
音だって最終的にはスピーカーから出るのはリニアなアナログ音声波形
音楽的にはリニアなアナログこそ至宝
この基本を謙虚な最前提として持つことが音楽スタバ化時代にサバイバルする上で大事

そんな至宝を利便性で捨てて文化自体を世界的に劣化させる時代が
よもや来るとは・・・何度も言いますが
ホントに親父が使うダサいアナログなステレオにブータレてた
小さい頃には思いもよりませんでしたが
そんな音楽のスタバ化に対して
ハードコアなニートはアナロとデジタルの良い面だけを抽出する
ハイブリッドな戦いを挑み個人的な音楽文化を死守していく覚悟であります。

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