ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う

さて、チョイ古な映画レビュー

今回はコレ

「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン」以来
エドガー・ライト監督とサイモン・ペッグ、ニック・フロストが組んだコメディ作品
予告編は相変わらずなアレですが

エドガー・ライト監督らしく
相変わらず映画とパブとダメ男に対する愛が存分に感じられる作品で
もはやパブ三部作?ともいえそうな感じ
今回はそれをよりド正面からフィーチャーしたような内容ですが

単なるコメディに終わらないのがこの作品のスンバラシイところ


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まあハチャメチャな内容の作品なんですが
何気にサラッと社会風刺も挟んでいまして
とかくシステマチックで画一化された味気無い現代社会をご覧の通りチクリ

今日もどっかの田舎でスタバに行列ができてるよーですが
利便性とトレードオフに大事なモノを見失った現代社会に対する
コレがナカナカに痛快で作品の核にもなっています。


作品自体はホントにメチャクチャで
前半の中年オヤジの同窓会的なコメディがパブのトイレから一転

ロバート・ロドリゲスの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」ばりに
全く別のアクション作品が始まったり
まあ、この辺は唐突感がとにかく半端無いので
上記のような免疫がないと評価が分かれるでしょうが
個人的にはオマージュを織り込んだいつものバカ展開か・・・
ということでナカナカ楽しめました。

そして
作品的には影響ないと思われるので敢えてネタバレを書きますが
パブを梯子しながら酔っぱらいまくる
自由なダメ中年男のサイモン・ペッグを中心に
宇宙人と酔っぱらいが対決するハチャメチャな展開が続く中

ラストにもさらっと
地球征服を目論む宇宙人VS酔っぱらいダメ男をフィルターにした

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社会風刺や思想哲学がパブの地下で炸裂

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宇宙人によるスタバやマックのような
”人間性”をガン無視した合理化重視の画一的な批判に対して


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バカや無駄を謳歌する基本的な人権を酔っぱらい中年が大主張

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同じような人生棒に振りながらも
人間が人間として在るのに最も重要で
マヌケな中年が日々思ってくれてることをスカッと代弁

そんな感じでむちゃくちゃで楽しい娯楽作品ながらも
イギリス映画というかエドガー・ライトらしい社会風刺と人間賛歌と哲学が溢れる奥深い作品で
個人的には高い評価を与えたい素晴らしい作品でした。

やっぱり自由こそ至高。

そしてシステマチックな合理性を嫌う
人間界の”キング”であるダメ中年のサイモン・ペッグ
宇宙人の脅威が去り、今度は人間界が徐々にシステマチックになると・・・

最後の最後にもまた常に自由を求める
中年ダメ男の痛快な思想が逆転的に炸裂して作品は終わるのでした。
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