WEC第2戦 スパ6時間

先週末はWEC第2戦のスパ6時間が開催



ハイライトはこんな感じですが
今回も回生テーブルを上げたポルシェの爆速ぶりとアウディの強さが目立ちました。

しかしトヨタの遅さは絶望的
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今回は前回同様ハイダウンフォース仕様(以下HD仕様)を持ち込んだとはいえ
同じHD仕様のポルシェには3秒以上離されてますし
ル・マンの先行テストともいえるローダウンフォース仕様(以下LD仕様)のアウディにも
全く太刀打ち出来ない状態
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唯一HD仕様のアウディ9号車とはかろうじて勝負になりましたが
なぜLD仕様を持ち込んで来なかったのか?色々と不可解でして
まあ、期待するとすればル・マンでお目見えするであろうLD仕様の速さなのですが
HD仕様なのにポルシェの爆速ぶりを見ると
信頼性はともかくスピード勝負ではかなり厳しい状況かもしれません。

中嶋一貴選手の怪我も心配です。
前回も言ったように現行型のTS040に採用されてる
F1ベースともいえるV8NAの4輪回生パッケージは色々と頭打ちが見えてきてるような気がします。
今や貴重な官能的なサウンドなど個人的には好きなパワーユニットなのですが
些か前時代的ともいえます。

今やF1ですらダウンサイジングターボですからね。
燃費などの効率もそうですし、重量マスの集中化などの面からも
小型で軽量で高効率パワーユニットを投入する局面な気がしますが
後追いで投入する以上、思い切って冒険してきたライバルに追いつき追い越すには

相当なエポックメイキングが必要でライバルは熟成化に注力する中
それ以上に冒険が必要な状況。
空力やサスペンションもライバルに比べて保守的ですし
もうある程度は来年仕様の先行開発にリソースを割いても良いと思うのですが
トヨタ首脳陣の判断が見ものです。

しかし、昨年比で3秒速くなったトヨタですら置いていかれるほど
ガチガチなガチンコ勝負ですが、欧州メーカーは5秒以上の改善を想定してたのでして

本気で継続的にヨーロッパメーカーに挑むなら
ここで負けて去っているようでは永遠にモータスポーツ文化の一員として認められないでしょう。
向こうが5秒以上改善するなら7秒速くする想定と気概を持つ者だけが
勝てるカテゴリーなのが未来の技術の先行見本市であるWEC
本気で自動車文化を担う気があるなら挑む価値は十分にあるでしょう。

だらかこそF1にはない魅力があり面白いのです。

驚くべきは欧州メーカーの先見性と懐の深さでありますが
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ポルシェの回生パワーは今回も強烈

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アウディのLD仕様ですらオー・ルージュからケメルストレートであっという間に追い抜き
置き去り

これでLD仕様が出たらル・マンの直線でどんなパフォーマンスを見せるのでしょうか?
末恐ろしいものがあります。

それでいてダブルスティントにも対応できる燃費やシャシー性能も
高次元で持ち合わせているので小型軽量化により良い好循環が発生してる模様

唯一の死角である信頼性こそ相変わらずですが、
これも今回は18号車がアウディの7号車と最後まで接戦を演じ
順調に改良されてるので侮れません。

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優勝したアウディも相変わらずの強さでロッテラー選手の走りもさすがでした。
速さと強さが高次元でバランスされててル・マンでも本命でしょう。
現状のところ

ポルシェが速さではブッチギリですが終わったら13秒差の大接戦
これが長丁場なWECの魅力で楽しさ。

そんなわけで、ル・マンを占う意味で非常に重要な戦いが終わり
あとは本番

ポルシェのLD仕様の恐ろしさは?トヨタのLD仕様の実力は?日産の実力は?


まだまだワクワクが止まりません。
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