自尊心より合理性

まあ書くのもシンドイほど日々安倍政権によるディストピアが
急激な速度で進行中でありますが
個人的には悲観なんぞ全くしておりません。

むしろ陰湿なディストピア状況が進めば進むほど
我々南国の島々で歴史的に虐げられてきた民族
とりわけ、日本国内で最下位の経済状況下にある沖縄などには
前向きなチャンスが訪れると思って、ほくそ笑むくらい。

なんと言っても自分が生まれたこの奄美群島は
かつての黒人と全く同じ人がモノ扱いされる奴隷制が公然と横行してた地域

そんなナチュラルボーンな奴隷の血筋は頭で判断する前に
色々と記憶しているようで
日々悪化する状況を肌感覚で判断しサバイバルするのに色々と役立っています。

この21世紀
グローバルな経済で繁栄したら普通は合理的な価値観を優先するもので
多少の差はあれ基本的な人権などを尊重したり
不正や腐敗を自浄するような合理的なシステムを優先したりするものですが
この国は民主主義国家でありながら、共産主義国以上に
国家的な合理性より民族的な自尊心を優先するようで

69年間一人も戦死せず平和を維持して今も継続中な憲法をわざわざ改正しようとしたり
300万人が死んだ戦争へ突き進むのに国家が利用した神社に未だ為政者が参拝したり
コントロール不能な原発事故を起こしながら、強固に原発を使い続けようとしたり

まあ、あの戦争で同じような暴走をしたドイツとも
まるで違う世界でも類を見ない自浄作用や反省なき状況

そういう国家的な合理性よりも民族的な自尊心を優先し
利害の前に自浄作用が働かない状況こそ、あの戦争と同じような歴史を繰り返す根本原因

この南国の島に生きる奴隷の血を引く人間としては
生まれながら価値観が日本へ一方的に従属していないので
そんな状況が手に取るように判別できる次第。

何故なら自分たちの先祖もまた
常にどっちつかずな奴隷的存在で歴史の当事者であったことは一度もないからです。

薩摩に支配された時もそうですし
琉球王国に侵略された時もそうですし
米国統治下もそうですし
鹿児島県下の今もそう
奄美はある意味において琉球以上に主体性のない奴隷的な存在だったのです。

その従属的な血の反動なのか
生まれながらにそういう奴隷的な存在や
奴隷的に扱おうとする存在に対する嗅覚はバツグンに鍛えられてまして
この時代をサバイバルするのに活用中

が、そんな一方的な奴隷はまだマシなほうで
かつての琉球王国は
清と日本の両方に支配された宙ぶらりんな時代などがあり
まさに今の日米、とりわけ、日本の都合だけで基地問題が揺れる
当事者能力がまるでない今の沖縄の状況と同じ

その後日清両方の同時支配から
日清戦争の勝敗により強制的に日本へ併合されたのが琉球の歴史で
いつも民族的な主体性なんぞ認められず当事者ですらなかったのです。

それは戦後の米国統治下も現在も同じ
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そんなタイムリーで身近な問題を色々とリサーチ中でして
こういう沖縄の独立論の本なども読んでますが、
些か民族的なアイデンティティを強調し過ぎな点がありますね。

上記のような奴隷の血がここでも発揮され色々と”公平”(中立ではない)に判断できていまして

今後の未来をポジティブに切り拓くのは
そういう民族的な自尊心の対立よりも
普遍的なヒューマニズムを起点にした合理性を重んじる立場にこそあるような気がします。

世界的には保守派と革新派の対立軸も
民族意識だけを強調し優先するのは完全に時代遅れで
保守的な立場ですらある程度は国家的な合理性を重んじるものです。

そんな時代、民族的な自尊心を最優先する存在は
かつての日本と同じように色々と失敗する可能性が高いでしょう。

この時代、民族的なアイデンティティを尊重しながら
同時に基本的人権など合理的な価値観をも優先する存在こそ成功するでしょうし
まさに今の日本は成功とは真逆の方向へ進んでいるので
色々と状況の判断もしやすいでしょう。

沖縄の独立論をことさら後押しする気もありませんが
もし今のように建設的で前向きな議論がまるでないまま
日々衰退する国家延命のための搾取と犠牲が続き
民族的な自尊心を優先するような時代が更に加速するなら
疲弊する状況にともなって沖縄での議論は白熱して然るべきですし
その成否も単なる日本への民族的な憎悪や対立意識でなく
それを超えた建設的で前向きな合理性から生まれるものなら
実もあるでしょうし、何度も言いますが、そうあるべきでしょう。


個人的には
自分で何も考えない静かな飼い犬として死ぬよりは
野良犬として自分の頭で考え最後の最後まで噛み付き吠えまくる存在でありたいと思います。

たとえ弱き愚かな負け犬でも


一方的で従属的な日米関係を見ていて
ある意味、沖縄こそ
そこから脱却できる主体性を持ち得る時代が近づいてるような気がします。



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