止まること無い凄まじき進化

いよいよ待ちに待った2015年のWECが開幕!


その激アツな開幕戦シルバーストン6時間のハイライトはこんな感じ

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いや〜昨年あれだけ速かったトヨタTS040
今年はそんな昨シーズンの正常進化バージョンを投入したのですが
そのアドバンテージは完全に消滅
コースに合わないマシンを特性を鑑みても
圧倒的な速さを誇ったスプリント的なアドバンテージは無く
遅いながらも信頼性と安定感でなんとかまとめたという感じ

うーん昨年の好成績が逆に仇となったような気がしないでもなく
NAエンジンと6MJで変更なしの回生量などキープコンセプトなBバージョン的マシンですら
あっちゅーまに置いて行かれるWECの進化競争の凄まじさ
トヨタ独自の武器は信頼性と4輪回生だけになってきた感じ
特にハイブリッドシステム
とりわけ、昔のF1チックな(個人的には好きだけど)大排気量マルチシリンダーNAと
回生システムはダウンサイジングなターボや熱回生の導入も含めて
(個人的には86など市販車へ訴求できるコンパクトな水平対向エンジンもアリ?)
そろそろ根本的に色々と見直す時期にきたように思います。
(本来なら昨シーズンで攻めるべきなのでしたが・・・)
そんな置いて行かれた感のあるトヨタでも昨年比では2秒速い正常進化してるのですが
ライバルの更なる進化の前にはコンサバティブなシロモノ(WEC恐るべし)
Audi+reveals+even+more+efficient+2015+R18+E-Tron+Quattro.jpg
昨シーズンの2MJから4MJへエネルギー回生のテーブルを上げてきたアウディ
ハイブリッドのエネルギーマネジメントだけでなく空力的にも徹底的に攻めたコンセプトが炸裂
信頼性もキープしており速さの進化度ではトヨタの進化度が1とするなら
1.5倍という感じで総合力ではアウディがリードしてる感じ
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ロッテラー選手の凄まじいレースペースやコース特性に合ったマシンと相まって
見事にレースを制しました。

昨シーズンの苦境の裏で今シーズンのマシン開発へ抜かり無くリソースを割いた成果でしょう。

そして驚くべきはポルシェ
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昨シーズンですら攻めたコンセプトだったのに
今年は6MJからエネルギー回生テーブルを8MJにアップ
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そのハイブリッドシステムもライバルより攻めたコンセプトで
フロントのMGU-Kと呼ばれる運動エネルギー回生システムだけでなく
MGU-Hと呼ばれるF1でも採用される排気熱を回生するシステムにも
参戦初年度から積極的に挑戦していて
今年はライバルに先駆けて回生量も上限の8MJにチャレンジ


V4ターボという超コンパクトなダウンサイジングターボと相まって
その瞬発力は爆発的

コーナやブレーキングでのスタビリティが高いアウディと
コーナー立ち上がりから直線で爆発的な加速を見せるポルシェ
その対照的な2台のサイド・バイ・サイドは凄まじいものがありました。

その凄まじい速さの進化度合いはトヨタを1とするなら
瞬間的な速さでは2くらいいってそうな感じ

比較的横方向への入力が強いシルバーストンですら
あわよくばアウディを食うほどの速さを見せたわけで
その回生量を実現する燃費も驚異的

他のサーキット、とりわけル・マンでは信頼性さえ確保すると
ライバルにとって相当な脅威になりそう
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何しろこのマシンが色を変え
ドクターゲロの人造人間のように番号違いで3台も投入されるのですから
いや〜耐久王恐るべし
です。

回生量も含めた進化の伸びしろは
早々に上限の8MJに達したポルシェは少ないですが
早期から技術的な挑戦をしてる分
後は速さをフルに発揮できるような熟成や信頼性確保などに振ることができるので
今の圧倒的な加速を見るに色々と有利

トヨはあと1回アウディはあと2回の回生テーブルUPのチャンスを残してますが
ポルシェのような技術的なチャレンジも含めるとまだ遅れてるので
どこかでポルシェ的な攻めを決断する必要な気がしますし
ポルシェの速さにおける先行度合いを見るに、それは早いほうが良いでしょう。

そんなワークスがしのぎを削るハイブリッドでギリギリの戦いが
更に4倍も続く今年のル・マンは超激アツな予感

というか、6時間の耐久レースとは思えない秒差のスプリント
本当にWECは凄まじい領域に来ましたなあ。
次のスパで各メーカー
ル・マンへ向けた仕様の実力も色々と測れそうですが
そうそうル・マンスペシャルといえば

こちらの国産メーカーにも色々と期待してるんですが
この凄まじい領域に達したライバルに比べるとチト厳しい予感がしてきました。

しかし本当に恐るべし進化競争でワクワクも止まることはありません。
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