スノーピアサー

現実の世界がそうだからとは言いませんが
最近ディストピア的な映画や小説がお気に入りで
「エリジウム」もそうでしたが、これもその一つ

この作品の魅力は氷河期世代にはダイレクトに響くその設定
氷河期で人類はおろか殆どの生物が絶滅した世界を疾走する長大な列車

その閉鎖空間自体が狂気のディストピアになっていて
列車の序列が明確なヒエラルキーを構成

最後尾が最底辺の奴隷空間で
永久機関と共に全てを牽引する
最前列に全てを支配するラスボスな独裁者が居て

過酷な待遇に苦しむ主人公たちが自由を求め
見たことのないユートピアな最前列向けて突き進み、さてどーなるか?

というお話

この設定自体が見所でして
全てが絶滅した世界で永久機関により全てをコロニー的に自給自足する
列車空間だけが生物が生き延びられる空間

しかしそこは身分により明確な格差やヒエラルキーが存在する地獄のディストピア
奴隷階級な主人公らが武力蜂起し最前列へ向けて突き進むに従い
ヒエラルキーの階段も登っていく構成になっていて
そのギャップや途中で妨害する手下とのアクションはナカナカ

上層と下層
下界と車内

色んなギャップが見所の映画で韓国人監督の演出も概ね素晴らしく
渋く味のあるキャスティングも素晴らしいのですが
途中でスローモーションなアクションを入れて
叙情性を出そうとするのは邦画でもよく見る半ば食傷気味な演出
そこらへんだけがチト残念なポイントでしたが
とにかく設定が見事なディストピア映画
様々な伏線やその回収
狂った世界観や良い味出してる総理だけでも十二分に楽しめます。
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