"街の底"に漂う匂いがしそうな新作

いよいよ個人的に待望するeastern youthの新作発売が18日に迫る中


新作の中から「街の底」のミュージック・ビデオが先行公開。

いや〜まさにこの酷い時代
そんな時代の底の底で喘ぐ男のリアルをダイレクトにモチーフしたような
迫真の仕上がりで今までにないようなサウンドアプローチも新鮮

この時代、街のド底辺をポケットに手を突っ込んで漂流するには最強の曲でしょう。

新作を前に吉野氏のインタビューも

eastern youth吉野寿が語る、
“覚悟のアルバム”とバンドの今後
「人生で最後の一枚との想いで作った」


公開されておりそちらも必見

先日、ベースの二宮友和氏の脱退が報告された時にも言及しましたが
やはりeastern youthのようなキャリアあるバンドでも活動を継続するには
経済的な問題も含めて色々と大変な時代なよう・・・

その辺の事情を包み隠さずダイレクトに話す氏の置かれた状況を知るにつけ
今回の新作は際っきわの困窮した状況から搾り出された
集大成的な作品のようで

個人的には、先日色々と書いた三島由紀夫にも相通じる
表現者としての誠実さをひしひしと感じます。

残念ながら今の時代は表現者としての誠実さと商業的な成功はイコール出ない時代

いや世界的にそうでしょう。

メジャーシーンで活動してるバンドやアーティストで
商業的なしがらみや妥協無しで活動してる存在は極少数というか
そいいう人々はもはや日本だと専業では存在しないでしょう。

それくらいビジネス主体になった日本のシーンの中で
いよいよeastern youthも例外なく追い詰められてきたようで
個人的には非常にショックな事態ですが

そんなキワキワに追い込まれた
街の底の底

そこにこそ時代の真実は常に存在してるわけで
それをダイレクトにモチーフできるのもこの時代の表現者としては極めて誠実な
吉野氏にしかできないこと

何度も言いますが、時代のトップに立つエリート様には知り得ない
時代の真実はいつも街の底にこそあり
氏の葛藤や作品はそこで生きる全ての人に共通するモチーフであり普遍的テーマ

この時代、アベノミクスで困窮してる多くの人にとって
これほど真に迫る作品はないと思います。

当然ですが人生をフルスイングで棒に振ってる個人的にもそう

インタビューにありますが
死をも覚悟した氏の表現者としての決意は並々ならぬものがあり
本来なら二宮友和氏の脱退でバンド解散も考えたらしいのですが
そこを敢えて醜く足掻く決断をした氏の決意はまさに

どんなに醜くてもサバイバルすしかねーんだ。
前向いて生きるしかねーんだ。

と、この不幸な時代をサバイバルし街の底を漂流する人間全てへ
共通するテーマを体現してるような気がします。
それをここまで迫真的に描けるのはeastern youthならでは
彼らのやってることに以前から何のブレもないのですが
時代の困窮まで追い付いてきて迫真性が更に増したのはファンとしては本当に複雑ですが

まあ、そんな時代の現実へ真っ向から挑む誠実な氏ですら
困窮する世の中は間違いなく不幸ですし
ビジネスモデル化した日本の芸能界や世間へ今さら期待なんかしないほうがうよいでしょう。

直に掴みとれ

という曲なんかまさにリアルで象徴的

こんな弱い人間は自己責任の原則で切り捨てられる酷い時代、
頼るのは結局自分だけ
日々を生きるにはまさに自分の手で
直に掴みとるしか色々と生きる術はないわけで個人的にはバシッとハマる曲名。

こういう時代だからこそ、時代の真実に真正面から向き合い
メディアに絶対に映らない街の底のリアルを誰よりも切り取る作品は極めて貴重。

荒んだ道端に咲く一輪の花のように高潔で
この酷い時代の底の匂いをダイレクトに感じられる作品になりそう予感がして
非常に楽しみであります。


戦いは死ぬまで終わりません。
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