冷酷な犯行を利する直情的な反応

残念ながらISISによる用意周到な犯行に世界が翻弄されています。

こういう冷静な計画による犯行へ対峙する場合
直情的になって行き当たりばったりで対応すると
まさに用意周到に計画された相手の意図に乗ることになり

その相手の意図というか相手の存在すら理解できず
終始翻弄されるレベルの当事者能力にすら達してなかった
日本政府は幸いなことに?論外でしたが

まさに事前から冷静かつ周到に練られた残虐刑の
効果的なタイミングを図った配信により
直情的に報復処刑を実行した
ヨルダン政府と国民はまさに相手の思う壺その方向へ突き進んでいるわけです。


相手は事前に手持ちのカードはもちろん
敵の手に在るカードすらをも
自分のタイミングで最大限効果的に使うのを目論んでる実に狡猾な存在

ISISは最初から国家を目指す無法者
対外的なイメージなんか周辺国はともかく敵対国には最初から最悪です。

今回の残虐な犯行は最初から
手持ちのカードを使い効果的な宣伝を意図したシロモノで
その宣伝相手も敵対国への内部はもちろん
ISISへ同調してない中立的なイスラム教徒へ向けた扇動を意図した犯行

そのついでにカードも移動できれば更に効果倍増という
実に用意周到に練られた犯行
本当にこういう狡猾な犯行を行う相手へ
直情的にレスポンスすると増々相手の意図にハマります。

ヨルダン人パイロットは最初から扇動目的で、
その処刑方法や時期やビデオの質などでその意図は明確
言葉は悪いですが湯川氏は純粋な捨て駒
後藤氏が扇動目的兼実質的な交換要員でして
そのカードを切るタイミングも
安倍政権とヨルダン政権の外遊という宣伝効果を最大化するタイミングで行う周到さ

まんまとその意図にハマったヨルダン政府は
国家ですらない無法者と同じレベルに堕ちる報復処刑を断行

結果、それが本来は関係ない日本にまで伝わる抜群の宣伝効果

遠く離れた米国の同盟国である日本ですらこの騒動なんですから
中東諸国に多数居る潜在的に米国などへ敵対する
中立的イスラム教徒に対しての宣伝効果たるや計り知れないわけで

最初からイメージ最悪な敵対国なんか無視で
16億のイスラム教徒の指導者を自称する存在
他の中立的イスラム教徒へ向けた宣伝であるのは明らか

何度も言いますが、イスラム教徒の大嫌いな米国への外遊中に断行された
法治国家であるヨルダン政権による無法者と同レベルに堕ちる直情的な報復行動は
他のイスラム教徒へ最大限の効果をもって宣伝されたでしょう。

残虐刑で宣伝なんて俄に理解できませんが
最初から米国などへ同調するイスラム教徒は切り捨ててると考えると合理的

もともと死刑が確定していた捨て駒すら
相手の意図するタイミングで最大限に活用されたわけで
まあ、その狡猾さは末恐ろしいですね。


相手は最初から最後までやぶれかぶれ
おそらくイスラム世界と対峙する欧米先進国やそこへ与する
全世界を泥沼のジハードへ引きずり込むのが最終的な目的でしょうが
CNNなどもようやくその意図を理解したらしく
殺害などのビデオの配信を今後止める判断をしたようで、まあ賢明な判断ですね。

少々後手に回りましたが。。。

こういう争いの場合
相手の最も嫌がる行動をとるのがベターですが
相手はとにかく卑怯ながら冷静かつ用意周到にその最も嫌な手を
常に好きなタイミングで先手で打つことが可能な圧倒的に有利な立場にいる

それをまず認識すべきでして
そんな狡猾で卑怯な手を打つ相手に対して
同じ土俵に上がる直情的な反応が正しいとは限らないどころか
最も相手の意図に乗ることになるわけです。

残念ながら

こういう相手の場合、相手と同じ土俵には上がらない
つまりは徹底的に無視して極力、関わらず距離をとるのが自国民を守る上で最も有効

中国やロシアはその辺上手いことやってますし火の粉も飛んでません。

それと、結果論にはなりますが
人質交換は情報収集力があっても死刑囚という利害関係が絡むヨルダンでなく
実績あるトルコを仲介相手に選ぶべきでしたね。

今回はヨルダンの情報収集能力と死刑囚という利害関係が
かえって後藤氏の仇になる格好になりました。
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