成長、金利、財政という基本の矢が絶望的な国

為替も株も史上空前のバズーカ2により
大活況な日本市場でありますが


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それを更に突き抜けて活況なのがコチラの中国の株式市場

この秋までバズーカ2相場といい勝負してたのですが
不動産価格が頭打ちしていた頃合いを見計らって

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先月末に中国の中央銀行である人民銀行が政策金利の利下げを発動


中国株、3年7カ月ぶりの高値 利下げの余波続く

それ以降は黒田バズーカ2以上のサプライズ効果を発揮して
中国の市場は大盛況なわけです。

と、それはさておいて

以前も話ましたが、この経済の基本にあるように
通常の経済成長力を持つ国であれば潜在的な成長カーブに沿って短期的な債務周期が発生
それを中央銀行が金利を操作して
デフレ〜インフレのバランスをコントロールするわけですが

政策金利推移
リーマン・ショック以降
ここのところ先進国は豪やニュージーランドなどの高金利国を除き
概ねゼロ金利
経済の成長力に中央銀行がコントロールをかけられない
低成長、低クレジットな異常事態でありました。

ダウンロード
ですが、どこかのタンス預金マインドの国とは違い
経済の基本的なマインドも体力ある米国はようやくあのリーマン・ショックのマイナス成長から
いよいよ+2〜3%成長に回復し出口へ向かい来年にはいよいよ利上げという
中央銀行がコントロールのレバーを操作できるまでになってるわけで
低成長の日本と比べると米国も中国も成長力という
中央銀行の舵取りが効く余力があるのがよく解ります。

中国06
というか、その舵取りが効く余力こそがまさに成長力の余裕
ゼロ金利の各国と比べて中国にはまだこれだけの余裕があり
まだこのグラフには反映されてませんが、
約2年ぶりに利下げしてもっまだ5%以上も余地があるわけで
そのレバーの効果は中国の株式市場が示しています。

それが普通な成長力を持つ国の中央銀行が行う金融政策のオプションなんですが

日本のように限りなくゼロ金利でゼロ成長の国は
異次元のバズーカという量的緩和策しかなく
それも米国のように出口へ向かう成長力も財政余力もないので
結局中央銀行による事実上の財政ファイナンスしか手がなく
空前絶後のバズーカにより低成長なのに物価高を無理矢理に演出
インフレタックスでジワジワ絞め殺して延命してる次第

欧州もまさに同じような状況になりつつあるのですが
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このオジサンはギリギリいっぱいまで日銀のような政策を回避しようと
口先だけで孤軍奮闘してまして

ある意味、日本のような後戻り不能な金融政策というか
日本のような後戻り不能なデフレや金融抑圧だけは避けたいと意志が垣間見えます。

そんな経済の基本中の基本の3本の矢である
成長力や金利や財政

アベノミクスは奇しくもその3本を掲げてますが
成長力もマイナス成長の懸念
金利も限りなくゼロで実質的にはマイナス金利
ダウンロード (2)

そして他国に比べて財政収支も大赤字な借金大魔王でマイナス幅は大きいまま
いくら株価が活況でも、いくら金融資産があろうとも
そんな経済の基本の矢全部がマイナス懸念な国がマトモなわけがありません。

首都圏新築マンション分譲単価、2カ月連続で下落


こんな低金利で株高なのにコレ


欧州が必死になってそれを回避しようと足掻いてる理由が解りますが
欧州各国はまだ成長力も財政収支もご覧のとおり日本よりはまだマシなのでして
だからこそギリギリいっぱい足掻いてるのですが

この国がそういう経済の基本において如何に絶望的か
それが解らないようではこの時代をサバイブできなでしょう。

その市場とは正反対の実体経済の絶望具合

その解説は今後も暇をみて


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