復興策と延命策の違い

さて支配者層の延命のためにコッソリとインフレタックスでジワジワ絞め殺される
事実上の財政ファイナンスが全開でありますが
コレ、日本では何も珍しいことではなく戦後でもあったことでして
戦後のソレはジワジワ絞め殺しな今よりもサクッとハイパーで
底辺階層への痛みも少なかったので大きな混乱にはなりませんでした。

「日本人が国内で借金してるので問題なし!」を合言葉に
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バンバン国債を発行し国威発揚のために借金するのは昔からの伝統
それを中央銀行が引き受けるのも日本の伝統と言ってよいくらい
(外へ借金がない代わりに国内に資源も何もない国がそんなことやるなんて結構マヌケ)
で、結果どーなったか?
それは皆さんご存知の通りで今と同じで国債は破綻こそしませんでしたが
サクッとハイパーなインフレが発生

ですがGHQのナイスな指導により華族と呼ばれた資産家へそれは直撃
慌てた資本家が預金を引き出して他の資産へ変換しないようにバッチリ預金封鎖
そんな財政ファイナンスで借金踏み倒した後
生まれ変わったネオ円をば発行する時にも、90%もの財産税を華族に課税
結果、戦後のインフレタックスは資産を持つ奴ほど損をする
強烈な累進性が発動し借金の帳消しに大貢献

ド庶民はGHQの農地開放の下、インフレ下で唯一安く買えた農地を手に入れて
小作農としてお得に生きられたわけで
この強烈で早急な富の再分配リセットのおかげで
めでたく借金は帳消しされ戦後の復興にもつながっていたのです。

で、翻って今ですが
そうGHQの意を汲む復興策のソレとは根本的に違い
資産家は海外へ資産を逃避可能ですし政策的に
GHQほどの強権をもって私有財産の解体もできませんし
外国語スキルなどがないと国外へ資産を逃避できたとしても
海外は日本ほどヌルくはなく生き馬の目を抜く資本主義世界で永続的な資産防衛はできません。
そう、それができる層はもう海外へとっくに逃避してるのです。

結局は国内の既得権益にしがみついて生きるしかない資産家から
ジワジワ絞め殺して同じように国内へしがみつくしかない
支配者層の延命のために絞りとる策が今のインフレタックス

戦後のソレと国内債務を国内の預金で踏み倒すのは同じでも
ベクトルは根本的に異なり後ろ向き
底辺階層へ何の救済もなく貧乏人ほど損をする逆累進性が全開の策でして
消費税増税のようにすぐ気がつく不人気増税と違い

何も気が付かないどころか
中銀の緩和マネーにより株価は高騰する人気政策
目先の利益が一致した殆どの国民は政権を支持しまくるってな具合でして

まあ自己保身に励めば励めむほど内需は萎み内債は膨らむ
ジワジワ絞め殺されながら自滅するマヌケな構図でして
勘の良い人やこの国の歴史を知る人ならそのリスクを前もって察知していたことでしょう。


さて、そんなタンスに大事にしまうほどしがみつく
日本の通貨ですが
ドルやスイスフランや大英帝国のポンドのように
ゴールドや高成長や高生産という対外的な裏付けなんぞなく

日本人の対内的な信任のみ

戦後如何に朝鮮特需や固定相場による高度経済成長など
奇跡的な外部要因で相対的に過大評価されてきたシロモノであるか解ると思います。

その相対的な価値比較である通貨信用
資源も何もない国の生命線であるのに
国民の信任以外は絶対的な裏付もないその通貨の価値が全力で毀損されてるのが今でして

「日本スゲー!日本人スゲー!日本円スゲー!ありがたや」

という国民の信任がなければ単に紙切れなんです。

ね、
やたら国民や国外へ向けて日本スゲー!をやってる官製キャンペーンとつながってきませんか?

ゴールドや成長力など絶対的な裏付けがない場合
揺らぎ始めた国内の信任を繋ぎ留めるのに何を使うか?

そう対外的で人工的な権威

五輪であり世界遺産でありノーベル賞でありクールジャパンであるわけで

歴史は繰り返します。ベクトルを変えて

で、その唯一の生命線である国内の信任
それが揺らいだ時
その予期せぬリスクのお話はいずれまた。
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