必見!経済の基本と日本病の救い難さ

さて、いよいよデフレ脱却を目論む壮大な実証実験
アベノミクスがフルブーストで加速され株価や為替や大企業は活況ですが
実際の経済成長には直結せず、ついには予定していた増税すら先送りするほど
酷い落ち込みを見せています。

その是非を問う以前に
どうも日本人はこの空前のリフレ政策を持ってしても根絶できない
日本病と呼ばれるデフレスパイラル
その根本的な理由を理解してない方が自分のようなド庶民は勿論
社会の上層にも多いようなので、折りしも解散風が吹き荒れる今回、徹底的に解説したいと思います。

少々長いですが、複雑怪奇な現代マクロ経済の基本を学ぶことで
その世界的に極めて特異な日本病の相関関係
それを自分のようなバカでも理解できるように学校で教えるべきなのですが
それこそが日本病の本質のひとつ
今後はその悪化する日本病により間違いなく激動な時代が訪れますし、
それをサバイバルする知恵として必見ですよ。

自分は以前も話しましたが
現代経済の基本を外資系金融機関の下っ端で勤務していた2000年代初頭
アジア通貨危機を経て小泉構造改革により激動する時代をサバイバルする生存術として
当時の上司から仕事とは完全に別で人生論も含めて徹底的に叩き込まれまして
ホリエモンの狂騒などネット化された金融バブルやリーマン・ショックを予見できたのですが
大学でも滅多に教わらない
それと似たような現代マクロ経済の基本の基を30分で理解できるビデオがあるので
まずは、コチラをどーぞ

ね?少々長いですが経済の基本が凄い解りやすく
その基本を蔑ろにしたアベノミクスが如何にめちゃくちゃな政策か理解できたでしょ?
ウソ、このビデオは凄い解りやすいですが、日本病の解説までは補足してないので
自分のような頭が悪い人間でも解るようにフォローしましょう。

少々長いですが、確実にアベノミクスでも対処不能な日本病の深刻さが理解できますよ。

最初にあった経済をドライブするのに重要な基本的な要素は3つ
◇生産力の成長
◇債務の短期的な周期
◇債務の長期的な周期

日本人はこの3つの要素のうち3つとも軽視してる傾向がありまして
とくに経済成長にレバレッジをかける債務の周期に関心が低く

ようはビデオにあったようなお金=現金
経済成長=頑張って長く一生懸命労働して稼ぐ総量

と勘違いしてる傾向が強く
得に90年代以降はこの傾向がより顕著になっておりまして
日本病と呼ばれる労働生産性が低い、すなわち付加価値を生み出すのが低い時代が続いてるわけです。

とりあえず労働生産性の話は次回、徹底的に掘り下げるので置いといて日本病

そのキャッシュ重視の国民意識はかなり重症でして
タンス預金に代表されるように
経済を構成する一要素に過ぎない現金にかなり固執し
最もインポータント(ルー大柴風)な要素であるクレジットを徹底的に軽視する
異様な経済的強迫観念がこの国に何故か蔓延っておりまして
これは今や社会の上層にまで及んでいるまさに病的な状態なのです。

ビデオで解りやすく解説してましたがクレジットは経済を構成する最重要な要素です。
クレジットのない経済なら単に労働生産性を上げようと、
ようは経済成長しようとすれば
それなりに長くたくさん一生懸命働いて現金を稼ぐ必要がありますが

クレジットがあれば銀行のような金融機関から借金をして
仕事を単に長くしたり働く人間を増やしたりする
労働投入量の増加による単純な労働生産性の向上でなく

難しい言葉ですが、資本を前借りし
資本深化と呼ばれる労働者一人当たりの資本装備率の向上
ようは生産に使う機械など設備を使って仕事を効率化
労働投入量の単純な増加に頼ることのない効率的な労働生産性の向上
ひいては効率的な経済成長が可能になる次第
まさに少ない労働投入量しか持たない企業や個人などに文字通りレバレッジ、テコをかけて
大きな経済成長の好循環を生むことが可能になる
最重要な要素なのですが

ご存知のとおり、日本はタンス預金に代表されるように
クレジットよりもキャッシュ重視の経済

上記のような現金や担保崇拝の国民意識があっても
高金利なのにジャンジャンとクレジットな資本投下が活発になる
バブルと呼ばれる高度な経済成長をした
そんな奇跡的な時代が80年台後半まではありましたが、それが見事にクラッシュ

ジャンジャンとテコ入れしてた好循環が全て不良債権化

元々現金や担保主義な国民性
その反動が見事に炸裂し、クレジット経済=悪

という固定観念が強化され長期的な貸し渋りが発生
活用すべき人口の多い世代を活用せず自己責任論や成果主義という名の
単純な労働投入量低下による効率化(実際はマクロ的にもミクロ的にも非効率)も加わり
見事に経済成長が停滞、増々悪循環から将来が不安になり
クレジットが信用されずタンス預金が爆裂し金融危機により金融機関まで倒産

更にタンス預金が捗る
というわけでクレジットな経済成長がドライブしてたら普通は5〜8年周期でサイクルされる
景気拡大、景気後退という本来発生すべき短期的な債務周期の循環が
20年にも渡り停滞
中央銀行がハンドルするべきレバレッジも消滅しゼロ金利が長期化

とはいえ、デフレなマインドはそのままでも、
小泉構造改革などの緊縮財政により見せかけの景気拡大を
無理矢理に演出する余力は過去の遺産でありました。

しかし、それは資本装備率を上げて、ようはコストをかけて労働者をラクにして
生産性を上げる政策でなく単に労働分配率の縮小によるもの
ようは非正規雇用などにより労働者の給料を下げて
投下した資本に対する生産性を上げる
格差拡大政策だったわけで、景気は株価を中心に回復しましたが
緊縮財政で公共事業なども減らしたので
富の再分配も行われず格差も拡大し社会不安も増大

結局のところ上記のような現金崇拝のデフレマインドは変えられなかったわけで
ゼロ金利政策がここまで長引いても経済成長しなかった根本的な要因だったのです。
小さな政府で節約した緊縮財政も、支出を減らした分所得は伸びず
消費増税できるほど経済成長しなかったので
債務縮小に至るどころか先送って財政悪化したままリーマン・ショック

レバレッジがまるでない現金崇拝デフレ経済だったのに
なんでかサブプライムローンでジャンジャンとテコ入れしたクレジット経済の米国よりも被害甚大

その時、散々米国のバブルを非難をしましたが、
長期な債務周期の行き過ぎた反応と考えれば、ある意味資本主義として
真っ当といえば真っ当な現象だったのです。

で、米国もバブル崩壊したのですが元々が現金崇拝でないレバレッジ経済な上に
単純な労働生産性の増加、つまり人口というベースも増加していたので
紙幣を刷る金融緩和策で見事に雇用も復活
格差拡大などの問題もありますが経済成長の好循環が生まれ
いよいよ中央銀行が金利まで上げようとしてる段階

で、日本
リーマン・ショック後、小泉改革やリーマン・ショックで疲弊した状況から
第一次安倍政権や福田政権や麻生政権や民主党政権など
大きな政府から小さな政府まで色々とありましたが、
根本的なデフレスパイラルからは脱出できなかったわけで、とうとう人口という
単純な労働生産性の増加要因すら縮小

ゼロ金利なのに借し渋る現金&担保崇拝マインドはそのまま
ついに経済規模すら縮小するという最悪な事態に落ち込んだわけです。
そんな絶望的な状況に登場したのが、アベノミクス。

ビデオにあったように
そのにっちもさっちもレバレッジが効かない状況で最後に残された手段である
中央銀行が札を刷り国債はおろか株すら買い上げる量的緩和
それも超がつく劇薬をついに投入

皮肉にも現金崇拝で貯めた担保があるからできる
米国ですらできない超劇薬なのですが、その効用は連日書いてるとーりなので割愛します。

どうです?
長く書きましたが、欧米は必死に回避しようとする
日本病の根深さが理解できたと思います。

個人的にはその良し悪しは別にして
アベノミクスの劇薬はその硬直化した国民意識に対するショック療法
歴史の必然だったと思っていて
その副作用も含めた結果は最初にあった大きな長期的な債務周期に重なる
激しいシロモノになると思います。

歴史上、それはバブルや恐慌とか呼ばれたりしますが。。。

で、最後の最後にビデオであった
マクロ経済における重要な3大ルールの中の

◇所得より速く債務を増えさせない
と、最も重要な
◇生産性を向上させる努力を怠らない

この2つの要素を中央銀行の努力や国民生活すら無視して
見事に先送って延命を図るだけの策をとったのが今回の政府の行動なのです。

さて、その選挙の結果より先が色々と楽しみであります。
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