日本というリスク

黒田バズーカ第二弾による円安

何ら裏付けのない口だけ番長のドラギマジックはともかく
金融政策のセオリーを無視した壮大な実証実験
実弾をガンガン投入していく黒田バズーカ第二弾による円安や物価高進行リスクは
連日書いてるとーりで

輸出企業の国内回帰やトリクルダウンなんか
まさしく画餅であるのは指摘したとーり
その目標へ向け全力で円という通貨の価値を大バーゲンする経済学的に無茶苦茶で破綻した
カミカゼ金融政策の恐ろしさはそんなところで終わりません。

何やら話によるとこの史上空前のワッショイ相場
株やFXなど投資などでワーワーやってるのは極々少数でせいぜい3%程度というお話
自分のようにシャンパンタワーの上位から少ないお零れを無理矢理でも強奪するのは
実に少数派のようでまあ昔からボッチなハードコアなニート的には光栄極まれりでありますが

これからは日本という国に生まれて、日本という国で働くだけで
非常にリスクが高まる嘘みたいな時代がすぐそこまで到来してまして
まあ、もうついに止められない(止めたら破綻する)パンドラの箱を開けたのが
アベノミクスと黒田バズーカ
そんなわけで、盛大に種バラしますが

輸出企業が海外生産で売上た外貨分を
日本の本社で円建てに変換する差益が円安でブーストされ
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わざわざ莫大なコストかけて海外に出た以上、
色んな意味で見込みの無い日本に帰るメリットは無い。
という話しを先日しましたが、それはまだまだ初期段階。

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「円安のマツダ」返上へ 海外生産比を5割に

新型車「適地量産」 スズキや三菱自、海外生産し輸入

日産やホンダの海外生産が過去最高 13年度


考えてみて下さい

今後は日本では日銀が絶対的なターゲットに定めたインフレ率2%のために
国民生活なんか完全に無視して通貨の価値を全力で切り下げ
円建てでの株価こそ自動的にブーストされますが
物価もフルブースト
CPI2%が達成されたら、消費増税を含めた
国民生活における実際のインフレ率は軽く8%以上はいくわけで
人口という経済における最重要なパイが増えない以上実質賃金は低下し続け
国内景気や需要は先細り確実

それなら海外生産で稼いだ貴重な外貨
ようは基軸通貨で高金利が見込めるドルを
わざわざ円に変換するメリットすら出て来ない時代が遠からず来るでしょう。

何と言っても日銀という中央銀行が国債も含め
結果的に通貨というか国家的な価値を全力で毀損しようとしてる状況で
シンドイ思いして海外生産で得た貴重なドル
それを更にFRBが何もしなくても利上げで価値をブーストしようとしてる状況で
わざわざ価値が目減りしまくる円に変換するのは愚の骨頂。

為替差益だけ考えるなら極端な話し、アホみたいにインフレ率の高い
ジンバブエのような国へ本社に置いてもよさそうなものですが
当然、そんな国に身を置く総合的なメリットを考えると自ずと選択肢は見えてくるわけで
いくら円安が進行しても
海外で稼いだ外貨を円に変換すること自体がリスクになる時代も絵空事ではないのです。ホント

今までは誰よりも金融資産に対して保守的な日本という国で働き
円という通貨を得て生活しタンス預金すれば
それなりに安泰の時代が長いこと続き、それが20年以上に渡るデフレの何よりの要因であり
多くの層が株などリスク資産を持つ欧米と比べ
高齢者層がタンス預金するのとトレード・オフで得た安心安全な日本という国の価値の裏付け
それが低金利ながら安全資産とされた日本円や国債だったのですが

今やその日本的な大前提を日銀が無理矢理にでも崩そうとしてるのでして
脱デフレマインドの本質はそういうこと

早い話が、タンス預金で寝かしつけただけで価値があった構造を
無理矢理にでも変え
その眠りまくったお金を無理矢理にでもリスク資産へ変換させる行為なので
そのために手段を選ばない

ということ

はっきり言えば、今までのお金に保守的な日本人的なマインドを完全にぶっ壊し
無理矢理にでもリスク的な経済状況へ変革し
最終的には富を高価値な外貨や現物資産へ変換するということなのです。

その今までの日本人の価値構造自体を無理矢理にでも変換する行為
それは日本の中で完結してた多くの国民には
実に厳しく甘い行為でないことが容易に想像がつくわけで
日本人に生まれ日本で働きタンス預金する。

そんな当たり前だった日本人的な価値観から生まれた
失われた20年のモンスターなマインドを脱却するとは
それくらい強烈なパラダイムシフトなのです。

多くの97%の層は甘く考えてるよーですが(笑)

その景色が一変するパラダイムシフトのリスクは当然、
国内でしか通用しない中途半端な小金持ちや公務員も含めて例外はナシ
考えてもみて下さい、日本に生まれ日本であるからこそ
通用していた価値や存在は、デフレ時代とは正反対に
今後は徹底的に大バーゲンされ何もしなくても存在価値がどんどん目減りしていく時代なのです。

生き残るのは必然的に経済のパイ自体が拡大し続ける海外へ既に進出した存在や
その国家的な縮小化やジャンク化に対応完了した存在に限定されるわけで、
もう凄い速度で走り始めた今から対応しても遅いのです。

折角、史上空前の円高ドル安だった民主党政権時代にそのヒントが与えられていて
このマヌケですらドルや現物資産へ少ないながらも低価格で移動できたのですが
(震災復興支援に捧げたお金は無駄だった)
皮肉もそれに対応してない国民こそ自民党を選び
今も支持してるのです(笑)

まあ、兎にも角にもパンドラの箱は開きました。

日産、国内生産100万台割れ 15年3月期見通し

日本という国の価値自体が国の後押しで全力で下がり続ける時代

日産、メキシコ生産能力を16年までに年100万台に

国内と国外どっちを選ぶか?そのシビアな選択のヒントは数年前に出ていて
それを感じられるかどーか感度の問題だったのですが
あの戦争と同じように、ひたすら受動的な国民は
自らが生んだ怪物と共に再び転落の道を全力で転げ落ちようとしてるようです。

国外対応した存在は国内での既得権益しかしがみつくしかない存在より強かですよ。
国内では弱そうに振る舞いつつも
最後の最後まで利益を得るために残り続けながら柔軟に国外へも対応
その比率を巧みに変化させながら0か10かの存在より遥かに狡猾で柔軟なのです。

上るのはホントにシンドいですが転げ落ちるのはカンタンで爆速
しかも莫大なコストを何百年も食い続けるぶっ壊れた原発というオンリーワンなリスクもあります。

まあ、3%を除いて多くの国民はそれに気付かないまま
というか、気付いても暴走列車げ乗り続けるしかないわけですが
生き残るかどーかはそのグローバルなパラダイムシフトに対応完了してるかどーか?

その差のような気がしますね。
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