それでもル・マンとWECは面白い

まだお祭りの最中のル・マンですが
電源以上にトヨタ7号車のトラブルに喪失感は抱いていますが

そんなル・マンとWECは今後も色々と興味深いカテゴリー

長い戦いの結果こそまだ出てませんが
3大ワークスの対決はその参戦スタンスやコンセプトからしてバラバラ

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実に多彩な面白さは今後のWECシリーズや日産が参戦し
レギュレーションも変わるであろう来シーズンも不変な予感。

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今回もル・マンで残念な結果に終りそうなトヨタですが
エンジンは排気量3,7リットルのガソリンエンジンをベースにしたハイブリッド
昨年までは後輪駆動車でしたが、今年からは当初のコンセプト通り?というべき
モーターを前後に配置した4輪駆動システムになりまして
エンジンで520馬力、スーパーキャパシタをソースとした回生電力アシストは480馬力
瞬間的には1000馬力を発揮するハイテクなシステム

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その回生する量も今年は選択制
それに伴って燃料流量なども規定されてるのですが
トヨタとポルシェは1周あたり6MJを選択
アウディは2MJを選択してて、回生に頼らないエンジン車?に近いコンセプトで興味深いですが

面白いのはエンジンもそう
トヨタは今年もガソリンエンジンですが所謂ダウンサイジングターボではなく
比較的大排気量で今やF1よりマルチシリンダーなV8ターボ
さすがF1に参戦してたメーカーらしく最も高回転でスプリント?車的な性格を持つのも興味深いです。

この辺はホントにメーカーの色や思想が反映されてて面白いですね。

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王者アウディは今年もディーゼルのV6ターボですが
排気量がダウンサイジングターボでなく4リットル!と大排気量化

より低回転域を重視したトルク型?なコンセプトが伺えますし
その回生コンセプトも前述のとおりエンジン重視な回生量を選択しましたが
同時にエンジン自体に高度な燃費も求められるので
この辺の選択が実に面白いです。

そのある意味堅牢性を重視したともいえるコンセプトはさすが王者らしいといえばらしいですね。

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そして今年から参戦したポルシェ919ハイブリッド

なんとエンジンは排気量2リッターのV4直噴ターボエンジン
最も市販車のトレンドに近いコンセプトはフィードバックを重視するポルシェらししい感じ

当初は回生量も最も電気デバイスよりな8MJを選択すると思われてましたが
現実的?な6MJを選択

回生方式も排気熱とブレーキングのハイブリッドだったり実に独特で複雑なシステムですが
その小排気量なコンセプトは市販車のトレンドとも合致しますし
絶対的なパワーは及ばないでしょうが
911などへ直接フィードバックされるであろうそのコンセプトは
エンジンユニット単体の単純な小型軽量化や低重心化にも貢献しますし
実際、ロングスティントなル・マンでは今現在トップを走っているので
さすが耐久王ポルシェは恐るべき存在です。


そんな感じで
今のWECはそれぞれバラエティに富んだ
メーカーの性格が反映されてて面白いわけで
来年以降は日産も加わってより、走る実験としての面白さは加速していくでしょう。


いや~それにしても今もル・マンは面白いですし
トヨタは残念な結果に終わりましたが、
その高度に複雑化したシステムの実力は進化過程にあるからこそ速さだけでなく
信頼性などの結果にも反映されるわけで、だからこそこのカテゴリは面白いのです。

なのでメーカーがどんな選択をしてくるか
WECやル・マンは来年以降も要注目
W杯や五輪と違い何しろルマンは毎年あるのですから
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