成長の余地ナシ

さてさて
来月いよいよ今度こそ第三の矢が出されるハズのアベノミクス

その結果はもうこの糞みたいなブログ上で連日連夜述べている通りでして

今や
どんなにカネばら撒いて株や物価上げたり建設業の仕事増やしたところで何の意味もない

という信じられないような(最初から解ってたのですが)事実
多くの人々やエコノミストにとって受け入れがたい事実

これをいよいよ多くの人々にとって(このブログを読んでる人は少ないので一部ですが)
明らかにしていきたいのですが
イマイチそれが理解できてない人も多いでしょう(笑)

というか未だ首相自体が理解しておらず、この期に及んでま~だ
当たりもしない矢、すなわちしょーもない成長戦略など逆の方向へ舵を切ろうとしてたり
株も為替も目先の景気過熱で連日上昇していてアベノミクス第二幕だ~!
と夏以降は更なる増税へ向け無理矢理にでもヒートしそうな気配

それへパーソナルな楔?を打つというか確信犯的に冷や水を浴びせる意味で
色々とやること多すぎてダルいのですが書き綴りましょう。


まず最近、今後の日本にとって非常に重要な事実が発表されたのですが

13年度経常黒字7899億円で過去最低 
所得収支増も貿易赤字拡大


大本営化したこの国のメディアではあまり関心を持たれていません。

過去最低の経常黒字、コレを頭の片隅に入れていただいて

まずは大前提としてアベノミクスにおいて
安倍ちゃんやエコノミストが知らないか壮大に勘違いしてた大きな誤ちが2つあるのですが
それを指摘しましょう。

それはつまりアベノミクス以前からの問題であり
アベノミクスでどうこうならない大問題

少子高齢化と日本の労働市場は完全雇用に近い

というこの2つの大前提

この日本マクロ経済において極めて重要な
2大要素を人気者の安倍ちゃん、壮大に勘違いしてたかスッポリ抜け落ちてたのです。
いやいや全く間抜けな話しでありますが(笑)

我々ド庶民にとって夏以降は地獄になりそうなので笑ってもいられません

つまり連日話してる通り、今というか
元々日本は完全雇用状態
確かにその完全雇用が生み出した超絶ブラックな待遇面に対して
労働者内には不満があり、ド底辺の労働環境ではたま~に本人の潜在的な意識により
こういう歪んだ形で顕在化したりしてますが
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欧米と比べて日本は新卒のレールにさえ乗れば、韓国同様
基本的にドがつくほど安泰な
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ムラ社会的な労働市場でして

だから必死こいて受験戦争に励むわけです。
失業率の推移 - 世界経済のネタ帳
あのバブル期に比べれば高く感じる失業率ですが
今や世界と比べると日本の失業率は低く

より高い待遇を求めての労働移動や
このハードコアなニートのように自発的に働かない層はいても
職、それ自体は不足していなかったのです。

実のところ

自分自身ここ数年のド底辺の労働現場への潜入活動でそれを実感しましたし
このハードコアなニートライフ自体が何よりそれを証明していると自負しています(笑)

ようは、それほど好景気ではなかったのに
アベノミクス以前の労働市場は
バブル期と同じ完全雇用に近い状態だったわけで

現場を知らない安倍ちゃんやエコノミストや
現場しか知らない労働者や国民はこの潜在的な事実をあまり知りません(笑)

まあ、俄に信じられず違和感を感じるでしょうが
人口の推移 - 世界経済のネタ帳

俯瞰した視点と歴史的な視野と現場での事実を総合すれば
色々と物事は見えてくるもの
日本の人口はリーマン危機に隠れて2008年にピークアウト

名目GDPの推移 - 世界経済のネタ帳
目先のGDPほど好景気や不景気が実感できなかったように

この潜在的な完全雇用状態が実感できなくてトーゼン

昔はインフレ気味に景気過熱しても
なんとか人口増で供給力不足を吸収してたのですが

リーマン危機以降もっとも重要な要素は雇用の減少でなく
労働者人口の減少

日本の労働環境は元々他国と比べ社会保障が厚くないので
労働者は移動することなくブラックな労働環境が発生
それへ甘んじる結果となり、リーマン危機による不景気や長く続くデフレ不況などで
潜在的な完全雇用状態が隠されてただけのこと

この間抜けなニートですらそれに気付いて
完全雇用下での潜在的な事実を探るお遊びをしたのですが

GDPデフレーターの推移 - 世界経済のネタ帳
そのデフレで隠されてた完全雇用状態
いよいよアベノミクスによるデフレ脱却でそれが顕在化(笑)



人出不足が顕在化しこの間抜けも隠しきれず
種明かしと相成ったわけですが

実に間抜けな安倍政権は
この少子高齢化と潜在的な完全雇用という事実に気が付かず

誰にそそのかされたか目先の株価や為替やGDPのために
金融緩和をし五輪誘致をし当たりもしない3本目を放ったり必死こいた
いや、今でも必死こいてるわけですが

この際、はっきり言いますが3本の矢
それ全部、余計なこと(笑)

はっきり言って
この程度のデフレ脱却による景気過熱で完全雇用状態になるということは、
もはや経済成長は今後期待できないちゅーこと
稼ぐ労働人口が激減して、使うだけの老齢者人口が増加してるわけで

その証拠が真っ先に述べた経常収支の黒字減少

そう、もう国内の労働市場はどんなに景気を過熱したところで
少子高齢化により完全雇用状態で完全に供給力不足

輸出を大きく伸ばすにも余力はないし
それは裏返せば輸入が減少する要素も小さいちゅーことを意味しているわけで

経常収支が悪化するのもトーゼン。

しかもこれは原発停止や燃料輸入なんか関係ない
潜在的で構造的な問題なのです。

潜在成長率の鈍化

これは本当に潜在的なトラップでして
まさに安倍政権とアベノミクスは

日本に成長の余地ナシ

もっと言うと、それに伴う財政健全化の余地もナシ

それを証明するための壮大な実証実験ちゅーわけ

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今頃になって一部メディアでは気付き始めていますが
時すでに遅し(笑)

前もって言っておきますがこの夏に出されるとされる
3本目の矢なんか無意味ですよ。はい

いくら球団増やしたり法人税下げても
元々デフレで隠されてた完全雇用状態で労働者人口が減る事実には何ら影響はなく
この景気過熱下での財政健全化にはマイナス

というか、これ以上景気が回復すると、賃金を上げていくしかないわけで
労働者サイドには良い話ですが、経営者サイドとしては、
高い賃金を払っても昔ほど優秀な人材を国内で確保できないわけで
完全雇用=労働市場の完全なるミスマッチ

即戦力より人材を育てられる企業や
このハードコアなニートのように40くらいでも資格さえあれば
経験ナシで遠方からの応募でも飯付き部屋付きでOKだよ
とか、今更足りない頭を下げて土下座してでも頼むなら別ですが
まあ高コストで体力のある企業はなんとかなっても
自国民の若者へ差別的なムラ社会では到底無理

だったら、製造業などは海外生産中心になるのは自明の理
どうせ労働人口が減る完全雇用の国内ではどのみち生産は伸ばせません
海外移転とはいかないサービス業などは
国内で高い賃金を払って人を集める必要があるわけで自ずと価格に転嫁

供給力不足は解消されず益々物価は賃金上昇に追いつかない範囲で上昇の一途

というかもはやワタミやすき家やLCCやその他地方の零細企業なんて
デフレ下ではなんとか我慢して働いてた層ですらこの景気過熱下では
どんなに給料積んでも人が集まらず
ビジネスモデル自体が崩壊の危機に陥る可能性すらあるでしょう(笑)

最初から日本の企業なんて
欧米先進国の労働環境レベルだと成立すらし得ない破綻したモデルだった

という証明ともいえますが
いや~夏以降はガチで地獄ですぞ~(笑)

そう、益々我々ド庶民の生活は苦しくなるだけで、アベノミクス自体が
海外投資家と国内の一部企業を潤すだけ(それも怪しい)の壮大な無駄
まあ、有権者の自業自得ではありますが
もう日銀は景気冷やしたいでしょうね。本音では

つーか五輪なんか国内供給力が減るのに無理やり需要増やして
物価上昇させるだけの壮大なる無駄事業

本当に大迷惑な話しでありますが、本当に効く矢
それは労働人口増加でしかあり得ないわけで
そんなマイルドインフレを持続させる魔法の矢はベーシックインカムしかなさそうですが
長期的な消費のパイを確保しつつ
食い詰める心配がなくなった暇人どもへ有り余る時間を有効活用させ
イノベーションや付加価値を生み出すよう促す長いタームの戦略であり
コストプッシュインフレで過熱した供給力不足への即効性はイマイチ
(それでもアベノミクスよりは遥かにマシですが)

たとえ長期的な戦力としては有効でも世界最速レベルの少子高齢化へ突入し
異次元の金融緩和によりインフレ率が上昇した日本に必要なのは今すぐ即効性のある魔法の矢

というか、今すぐ人口が回復する水準へ出生率が回復しても
実際に増えるのは20年先(笑)

安倍政権サイドが即効性があると思い込んでいる移民だって無駄。

移民は仕送りするのに来るのですよ。
そんな送金マシーンが国内経済成長へ寄与しますか?

歩く海外移転です(笑)

しかも日本人でもあぶれるほどの完全雇用下
失業率が低い=無職では食えない

証明なわけでして

失業率が高く労働市場に空きがあり物価も安い本国や他の先進国のほうがマシでしょう(笑)

ホントに間抜けなアベノミクスでありますが
それへの処方箋はいずれ書くとして

そうなってくると気になるのは経常収支の赤字化と
それに伴う財政リスクと長期金利

そのアベノミクスの間抜けなリスク

国債暴落リスクに備える生保

こんな感じでコッソリ備える連中は国内にも海外投資家にもいるわけでして
まあ、この際置いておきましょう

焦点:経常黒字の大幅減少が示す供給力の減退、
数年内に赤字転落の声も


こんな感じでそのリスクを事前に教えてくれるエコノミストは良心的
個人的に好きなFXプライムの高野さんなどもその一人でありますが

まあ、目先の材料が全ての市場は別

その辺の乖離が儲けるチャンスも生むのでなんとも言えませんが
まあ日本経済の今後の見通しは上記の通り

去年の今頃、この場で書きましたが
このブログを長期的に読んでる長期的な視野を持つ人なら
何故
去年の今頃全ての投資ポジションを手仕舞いし
某自動車会社の工場へ潜入したのか?

その理由がようやく解ってもらえたと思いますが
真実は上から目線だけでなく現場にもあるわけでして
だからこそ世の中面白いのです。

時代は変われど、人の営みは変わらず。

それをアベノミクスより実感する日々なのでした。
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