なんで2%に拘る?

さてアベノミクス第一の矢である異次元の金融緩和

data (1)
その物価の安定目標は2%でありますが
この2%という目標
何のために2%という高い目標を設定してるのか?
全く意味不明でして

インフレ率(年平均)の推移 - 世界経済のネタ帳

インフレ率(期末月)の推移 - 世界経済のネタ帳

今やインフレ率は目標を達成しQE3を終了した米国よりも高く
逆転しておりまして完全にデフレ脱却を果たしつつある状況
(長期的にはデフレへ戻る懸念はありますが)
そんな米国の失業率はというと
失業率の推移 - 世界経済のネタ帳
実質的デフレ脱却を達成した日本より遥かに高い6.3%
これでもリーマン危機以降下がったほうでして、
バーナンキFRB議長時代に掲げた失業率の目標である6.5%以下をいよいよ達成

つまり米国にはリーマン危機以降高い失業率という
追加緩和するに足る明確な理由があったのです。

その出口戦略はイエレン氏の下、利上げなど次なるステージへ移行しようしてる次第

そして緑の線を見て下さい。
日本の失業率でありますが出口戦略へ入った米国よりも遥かに低い3%台
でもインフレ率はデフレ脱却を通りこして今や米国よりも上
米国より失業率も低く物価上昇率も高いのに
何故か2%という謎の数字に拘り更なる緩和と物価高を目指す
実に不思議な状況なわけでして

大体、リーマン危機の影響が一番少なかったくせに
異次元緩和とかやってる時点で
国家経済自体に成長の余地ナシというのを暗に認めてるようなもので
皮肉なことに
失業率高=成長の余地アリともいえるのです(笑)

今朝も麻薬が切れたエコノミストが
NCM_0150_R.jpg

増税分を抜いた物価見通しを持ち出して
まだまだ日銀の目標の2%に足りないから追加緩和が必要だ!

的な主張をばしていて
昨日も書いた通り、
今や日本は物価高や増税による生活苦で仕方なく働く層もいない
完全雇用に達している状況でして
その証拠が現在の人出不足に低い失業率
(ハードコアなニートのような非労働力人口を入れたら失業率はもっと高い)
という論はおいといて短期的に仕方なく働く層はとっくに働いてて今や皆無
余程の厚遇や条件緩和でもない限りニートやホームレスのように
ミスマッチ等で長期的に失業を諦めた人々が殆ど

んで
増税分も含めた実質的な物価上昇率は今や米国よりも遥かに高いわけで
もはや物価と雇用の安定を図る日銀が出る幕はなく
そんな状況で追加緩和する意味はまるでないのですが

麻薬が切れた株式市場はジャンキーのように緩和したマニーを催促

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いよいよ追加緩和に飽き足らず
年金の運用マニーまで株式市場のリスク資産へ流そうと画策してる有り様でして
まあ、こんなに停滞してる市場へ年金の運用マニーなんか注ぎ込んで
どーするのか?

まあ、それもこれも見せかけの株価のため
ようは日本株へ資本投下した外国人投資家のためでしょうが
もはやバズーカと言われた1本目の矢は目標達成しそうですが
実態以上に高い目標へ拘るあまりポッキリ折れてきそうな状況でして
その影響でオリンピックやインフラ維持を目指した大盤振る舞いな
2本目の矢も人出不足でポッキリな状況

来月に出ると言われる3本目の矢がアレだったら
昨日も言ったとおり地獄はむしろこれから

プロ野球16球団に拡大を 自民が提言、地域活性化狙う

その矢はまた的を外しそうな気もしないではないですが

どーなりますやら

というわけで2%というテキトーで意味不明な目標を掲げたアベノミクス自体
合理的な目標を掲げ明確に出口戦略も実行してる
米国に比べて遥かに間抜けなシロモノなのです。

そんなことしてたら逆に経済成長にはマイナスでしょうね。

出口戦略下でも過去最高を記録する米国市場
異次元緩和で物価上昇率が逆転してるのに停滞する日本市場
その差は安倍政権がやたら気にする株価が全て示しています。

人気はオバマより安倍政権のほうが高いのがもなんとも皮肉的(笑)

国民にとって良い政治家ほど人気がないものです。そんなお話でした。
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