地政学への回帰 その2

さて、沖縄の軍事面における地政学的な優位性の次は
経済面における優位性についても語ってみたいと思います。

沖縄は歴史的にも交易で食べてきた土地でありますが
今もその優位性は変わらないどころか
没落するだけの日本と比べて益々際立っているわけでして

それは同じような地域と較べてみるとよく理解できます。
で、沖縄と同じような地政学的な優位性をもつのが米国のハワイ
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ご覧の通り米国本土からこんなに離れた
何かと経済的にコストのかかる絶海の孤島でありますが
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まあ、観光地としても

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米国太平洋艦隊の根拠地としても栄えており
まさに地政学的な優位性を活かし

県民所得が最下位付近で常に低迷している沖縄と較べて

ハワイ州は全米でも平均より上の所得
あんなに離れてるのにも関わらずです。

如何に現在の状況が沖縄の潜在的なポテンシャルに蓋をしてるのか?
理解できますが
それを色々と明らかにしていきたいと思います。

さてさて
いよいよ少子高齢化による内需縮小で食えなくなってきた我が国では
ダウンロード
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こんな感じでアジアの威を借りようと色々と
本土でもやっておりますが

隔絶されたハワイはもちろん東京や鹿児島よりも
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沖縄は飛行機で4時間圏内に
ご覧の通りアジアの名だたる商業都市がズラリで
観光や交易には相手にならないほど圧倒的に有利な位置有るわけで

シンガポールですら5時間半
東京からだとシンガポールへ7時間半はかかりますから
沖縄がアジアの交易&観光的なゲートして如何に有利な位置にあるか理解できます。

それだけでなく自動車や家電など
所謂労働集約型の産業で発展してきた日本の状況は
労働者を搾取するだけ搾取して一部の既得権益層へ富を集中

結果、少子高齢化を招き内需は縮小
自動車や家電などの産業はイノベーションもなく
延命のために生産拠点を海外へ移転
もはや日本は時間と共に没落するだけの状況であり
その延命のために日々様々な誤魔化しの政策が実行されているのはご存知の通りです。

そんな富の再配分が行われず少子高齢化を招く日本ですが
格差拡大は米国も中国も同じ
ですが日本とは根本的に違うのは、工業など労働集約型産業でなく
ITや金融など資本集約型の産業が開花している点でして

アジアにおける経済の中心が東京でなく香港やシンガポールなどであるのが
何よりの証明

そう
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香港にしろ

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シンガポールにしろ

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上海にしろ

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北京にしろ

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マカオにしろ

アジアの沿岸部で栄えてる商業都市全て
労働集約型産業である工業地ではなく猫の額のような狭い場所に
高層階のオフィスビルが建ち並ぶ資本集約型産業が花開く交易地なのでして

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東京は同じようでも
エネルギーや食料の自給率が90%前後の中国と比べ
全てにおいて内需の先行きは見込めないですし
資本集約型の産業が花開く余地もアジアの各都市と較べて絶望的

英語圏や中国圏の交易都市のほうが遥かに成長の余地があるでしょう。

そう、全てにおいて日本という島国は中途半端なのです。

米国や中国はシビアにそれを見極めていて
政治的や経済的に中途半端で不安定な地域は
なるべく自治に任せつつ衰退までの期間徹底的に利用しようと目論でいるのでして

日本はもちろん台湾もフィリピンも本気で統治するには
中途半端にデカ過ぎますし、政治的にも経済的にも混乱していて
わざわざ侵攻する必要性もないのが本音のところでしょう。

資源もロクになく地震や火山や原発のリスクを考えたら
中途半端に大きく人も多い日本本土なんてなるべく放置して
水だけ利用しておきたい
てなもんでしょう

それより、軍事拠点や交易地として沖縄のほうが遥かに利用する価値があり
規模の割に得られる対効果はハワイ以上に抜群なのです。

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文化的にも中華圏に近いですし、彼らのノスタルジーを満たす交易地としての素養は十分

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資本集約型の産業が花開く交易地には大きな土地は必要ないのです。

それより地政学的な優位性のほうが遥かに重要
沖縄には位置的はもちろん軍民共用のハブ空港を少ない資本投下で運用できたりと
色々と大国間が利益を交換する場所としてかなりの優位性を日本より持ってるわけで

日本はもちろん中国や米国が普及を目論でいますが
今は航続距離が短く使い物にならなない電気自動車にしても
効率が悪い自然エネルギーにしても

沖縄のコンパクトさなら




山や坂ばかりで中途半端に広い本土と較べて
十分にその欠点を補い武器にすることができるのでして
資本集約型産業が低コストで花開く地としての潜在性は十分

さて、ここまで書いて勘違いしないでの欲しいのですが
自分は中国による沖縄の利用を推奨するつもりもないですし
軍事面、経済面でその地政学的な優位性があることを指摘したまで

沖縄の独立など一切煽る気もありません

沖縄の行く末は沖縄の人々が決めることですし

ただ、日本がこのままいけば衰退するのは確実
沖縄にはそんな過酷な時代をサヴァイブできる素養があるという話をしたまで

沈む船に乗るか?降りるか?一か八か穴を塞ぐか?

それを決めるのは、日本や沖縄でなく
もはや時間や大国の思惑だけなのかもしれません。

さて、次回はそんな政治的なお話をば
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