期待も物価上昇も先行しまくり

今月から始まった新年度
増税により労働者の給与を置き去りに便乗値上げも先行しまくってますが
あの日本中の期待が先行しまくった黒田バズーカから1年

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2年で物価目標2%(CPI前年比)ちゅー目標を掲げ
戦力の逐次投入はしない!
とドヤ顔しまくった異次元の金融緩和

奇しくも物価目標は今月の消費増税とそれに伴う便乗値上げにより
想定よりも早く達成されそうな勢いであります。

それが判明する4月の消費者物価指数(CPI)の発表は
来月
ですが、そんな待ち長いCPIに比べて
より実需に近く速報性の高い指数が世の中にはありまして

それが東大日次物価指数

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今朝の経済番組でも紹介されてましたが
ご覧の通り、売れ筋商品のような特定の物価を調査するCPIに比べて
すべての商品を日次単位で詳しく調査するナカナカ実需に近い指標でして
日銀も注視してるとかしてないとか

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で、そんな日本の最高学府が弾き出す物価指数ですが
気になる消費増税前後の動きはというと、こんな感じ(笑)

週ごとにジクザクの山あり谷あり

その谷の部分は火曜市や木曜の市とか、売れない商品をバーゲンする特売日
増税後と前で特売日を挟みつつ小売業者と消費者のシーソーゲームはジクザクに進行し
激しい物価変動が起こっていた様が確認できます。

増税前の駆け込み時に落ち込んでいた物価が
増税初日には0.79%をマークする急上昇を見せていて
その後は上昇せずに特売を挟みながら推移(コレが後々重要)中

で、この東大物価指数
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政府が発表する消費者物価指数、CPIとの乖離は
大体こんな感じで
おおよそ1%〜1.5%くらい
東大物価指数のほうが低いのは税抜きで調査してるらしく
上記のような税込みで調査してるCPIとの乖離が出るそーです。

これを踏まえつつ

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前回5%に増税した97年との比較

ご覧の通り
前回増税時の年度末よりも駆け込みが激しく
増税後の新年度である4月1日時点での
物価上昇が激しいのがハッキリと確認できます。

前回の増税後は売上が落ち込み現在へ続くデフレへ逆戻りしたわけですが
瞬間風速的な上昇後
ゾーンが上値に張り付きつつも前回の増税後と同じように推移してるのがなんとも不気味

んで、より決定的なのが
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売上げの比較

番組では何故か触れてませんでしたが

前回の増税前より激しく駆け込み
増税後も激しく物価上昇してるのに
増税後の売り上げは前回より低く推移してるのが確認できます。

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で、これが東大の物価指数から予想した
東京都地区の4月のCPIは前年比2.8%!

2年で2%を軽く1年で達成する数値でありまして
まあ、日銀による追加緩和なんか市場は勝手に期待してるようですが
如何に期待よりも物価上昇のほうが瞬間風速的に先行したか思い知るでしょう(笑)

そう、つまり
増税によりブーストされた物価上昇がこれだけ先行してる史上空前の
コストプッシュインフレ

目標にした2%を超える物価へ上昇してる以上、追加緩和なんか必要ないわけです(笑)

むしろ
追加緩和が必要=デフレへ戻る

でありますし

追加緩和=戦力の逐次投入

であって、そうなった時点で黒田バズーカの敗北は確定

過去に白川総裁らもやってきた対処療法的な金融政策へ逆戻り

で実際に追加緩和したとしても給与より
更に先行して株価と物価が上昇するだけ(笑)

そんなわけで
どっちに転んでも市場的にはアレなのですが
麻薬が切れた常習者のように期待を求める市場さん(笑)
それもトーゼン

そう、いくら期待以上に物価上昇が先行しても
売り上げは確実に落ちてるわけで
そーなると、最終的にどーなるか?

もう言わなくてもわかるでしょう(笑)

期待で買って、実需で売る。
マーケットの格言はいつも明確に答えを教えてくれます。

その"実需"がどれほどなのか?
いずれ時と共に明らかになってくるでしょう。

期待も物価上昇も先行しまくるアベノミクス
あとは"実需"がやってくるだけ。

さてさて、どーなりますやら
非常に楽しみな局面であるのは間違いなしであります。
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