ブラック・ファクトリー潜入記 第一章その4

長崎駅から会社へ行くミニバンの車内

担当者?らしき人間から
事務所へ行く前に病院で健康診断を受けてくれとのこと
そのままミニバンは長崎市郊外の病院へ

ここで4人目のY君と初対面

若い長身で大人しく
いかにも真面目そうな風貌

例によって
健康診断の間もなんとも形容し難いヘーンな空気
まあ、派遣や期間従業員がどんなものか
ある程度知っている自分は別になんとも感じないのですが
他の3人は極度に緊張してるのが、態度などから手に取るように伝わってきます。

その間、付き添いの担当者?らしき人間はミニバンの中で
備え付けのテレビを見ながら寝ていたのが印象的でした。

健康診断も終わり、いよいよ会社の事務所へ

ここで契約やら説明やらがあるとのことですが
どんな雇用形態なのか、この時点ではイマイチ把握できてないので疑心暗鬼。


そして、担当者的な人間から初めて名刺を受け取り
なんと会社のシャチョさんの息子であることが判明

上地雄輔風の風貌に如何に金持ちそうな小奇麗なスーツ
その上から作業着の上着を着たその男から

色々と説明会

で会社の概要や見学なども済ませ
いよいよ労働条件について説明

ここで初めて
正式な基本給や雇用期間などの説明があり
時給もまあまあで

雇用期間の定めは無し

これだけ聞くと、如何にも正規雇用者のように勘違いする馬鹿もいそうですが
まさにそれが狙いで、有期雇用出ない点をやたら強調していたのが印象的

でも現実には雇用先の都合で有期の仕事を転々とする
エンドレスな派遣というだけの話

そう偽装請負と呼ばれる雇用形態

自分はそんなの十分覚悟の上だったので、なんの躊躇もなく
雇用契約書にサイン

事務所の机で並んでサインする底辺層の現実は
かなり印象的で、まさに奴隷市場といった風情

全員契約を済ませると
今後の段取りの説明が派遣部署の部長からあり
その後は、またボンボンによる送迎で長崎市への宿へ向かいました。

で、この宿が強烈。

長崎市内の繁華街にあるのですが、まあボロな旅館
出張中の土建業者が寝床にも使わないだろー
ちゅうくらいのポンコツ宿に二人一部屋づつ

自分は今日はじめて会ったばかりのY君と相部屋
もう辺りはすっかり真っ暗

とりあえず、クソ寒いので風呂に入って飯に行こう
というわけで風呂に入りましたが、風呂もポンコツで最高でした。

そしてY君とちゃんぽんを食おうと入ったちゃんぽん屋も見事に外れ
クソみたいにまずいちゃんぽんに無愛想なババア

Y君との気まずい空気

初っ端から底辺の現実が襲い掛かってきます。

宿に帰り、テレビなんか見ながら

軽く自己紹介しますが
このY君というのが、とにかく大丈夫か?
というくらい挙動不審。

なんというか、日常生活もヤバイだろうというくらい感じ
まあ、どうせ一晩だけだしと思い知らんぷり

なにやら福岡在住で
高校卒業後自衛隊に入ったのですが、1週間でやめて
職安に通ってた時に
「いい仕事がるあるよ!」
と、職安の外で呼び止められて面接もなく長崎へ連れて来られたよーで

初めてマトモな仕事につけますよ!
期間の定めなしで時給1200円なんてスゴイ!

とか、やたら喜んでいるのが印象的でしたが
そんもんフツー以下だし・・・とか思いましたが
自分はウンウンと相槌を打つことしか出来ません。

そんなことより、明日は神奈川の寮へ行くので
そのことで頭がいっぱい
宿の天井に反射する
ネオンや車のライトの明かりを見ながら色々と考えていると
冷たい和室の冷たい布団でいつの間にか眠りついていました。
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