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2019年03月の記事 (1/1)

格好の練習相手

いよいよ奄美大島のミサイル基地も開所が目前。
これからは直接拾った日々の事実を基に、重要なポイントだけ絞り込み綴っていこうと思ってます。
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さて、奄美大島は名瀬の大熊地区山上へ駐屯した陸上自衛隊の中SAMミサイル部隊。
ご覧の通り、ミサイルを山上で固定運用すべく
基地内の要所へ展開してる様子は既に沿道からも確認できます。

レーダー車が舞台状の台ヘ展開し、発射車輌は三方をコンクリ壁で囲まれた発射台へ展開。
移動式のメリットは完全に死にますが、当面はこの中で固定運用されると思います。
移動式ミサイルや警備隊が外へ出る懸念はいずれ、時を改めて書くとしましょう。


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今回は、自衛隊の末端隊員(というか、幹部か)や日の丸で万歳三唱した地元民が甘く考えてる懸念。
有事に飛んでくる中国のミサイルだけでなく
恒常的に頭の上を飛び回るこのオスプレイが更に増える懸念を先に強く指摘しておきしょう。

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例によって、簡単に結論から言うと、自衛隊の地対空ミサイル基地。
今でも基地上空でやりたい放題やってる米軍オスプレイにとって格好の練習相手となります。
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オスプレイが奄美大島で恒常的に低空飛行訓練してる目的は、敵防空圏への侵入。
SEADと呼ばれる防空圏制圧は、オスプレイは攻撃機でないのでできませんが、
特殊部隊や海兵隊員などを敵防空圏の最前線へ投入するのは同じ。
SAMと呼ばれる敵の地対空ミサイル防空圏に対して何らからの対処が必要となります。

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ようは、直進性のある電波を発するミサイルのレーダーには自ずと限界や死角があります。
ただでさえ武器のないオスプレイ。
地対空ミサイル交戦圏の死角。そこを突く必要があるわけですね。


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それが、オスプレイが奄美大島で行ってる低空飛行訓練でありまして
敵SAMミサイルのレーダーを低空飛行で回避するのが目的。
ご覧の通り、低空飛行するのと、そうでないのとでは、SAMの交戦圏が全然違います。
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そんなわけで、「テライン・マスキング」と呼ばれる地形に沿った低空飛行は
敵SAM交戦圏へ侵入するオスプレイにとって必須であり、山岳の多い奄美大島は絶好の訓練場所。

ご覧の通り、奄美大島でオスプレイの低空飛行が常態化してる理由はそこにあります。
名護で堕ちたオスプレイもその帰りでした。
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そんな山上にわざわざ中距離SAM基地を配置するんですから、オスプレイにとっては最高の練習相手。
山の上からビンビンに電波を飛ばす絶好の仮想敵相手に
増々、”練習試合”は加速するでしょうし、それは自衛隊員自身が身をもって知ることになるでしょう。

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ちなみに低空飛行訓練は米軍オスプレイだけでなく、
その支援機も恒常的に行っています。

格好の練習相手の登場で、オスプレイや支援機だけでなく
今後は上記のSEADミッションなどで、米軍の戦闘機や攻撃機なども
低空飛行訓練を行っても何ら不思議ではありません。

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そんな練習相手にされる新基地のヘリパッドには、自衛隊の飛来機もあるでしょう。
防衛省も事前把握してない米軍機の低空飛行訓練。
マスコミでも触れないであろう、その懸念を前もって指摘しておきたいと思います。

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