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奄美群島&ミサイル基地問題の記事 (1/27)

重要な大前提

さて、鎮西30演習も終わり、南西諸島でエスカレートする軍拡化の懸念。
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敵ミサイルの呼び水にしかならない。
それらを個別にじっくりと掘り下げる前に、「中国が攻めてくる」という
中国脅威論を背景に防衛省や御用マスコミのミスリードにより大きく誤解され、
殆ど知られてない大前提を改めて確認しておきたいと思います。

例によって、結論から先に言いますが
南西諸島で軍拡しても
中国への牽制には一切なりません。


いいですか、中国の海洋進出と言いますが、進出してるのは太平洋ではなく
東南アジアから西の所謂、一帯一路の方面であります。南シナ海などの人工島もその一環。
そもそも中国は宮古島と沖縄本島の間にある公海上の回廊から
太平洋へ空母も飛行機も合法的に進出できます。

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以下の図は航空自衛隊の公式パンフレットからの引用ですけど

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ご覧の通り、中国は宮古島と沖縄本島の間の公海、もう一度言いますよ、公海上から
合法的に飛行機も航空母艦も潜水艦も領土から12海里内の領空や領海を
一切侵犯すること無く太平洋へ進出できるのでして、近年は軍用機もそれに沿って飛行しています。

これも誤解が多いのですが、領土問題の係争地である
尖閣諸島の12海里内にある領海を侵犯してるのは
中国の公船(軍艦ではない)

であり、ここ何年も軍艦も軍用機も領海や領空侵犯なんかしておらず
合法的に堂々と上記の公海上の回廊を使って太平洋へ出てるのです。知ってました?

むしろ同じ領土問題の係争地であり、中国が実効支配中の南シナ海の人工島の12海里内。その
領海を軍艦で侵犯してるのは、
航行の自由作戦を行う米軍

でありまして、これは意外と知られてない事実。同じ領有権を主張してる無人島。
よっぽど米軍やそれに手を貸す自衛隊のほうが即撃沈されても
文句は言えないほど、国際法上無法者としか言いようがないような無茶苦茶をやってて、
公船でちょっかいを出す中国のほうがよっぽど寛大なのです。知ってました?
これと同じ事を中国が尖閣諸島で軍艦や軍用機使ってやったら大騒ぎですよ。

そもそも実効支配を強化するなら相手は軍隊ではない公船や武装漁民。
韓国や中国のように尖閣諸島へ警備用の基地を作れば十二分に事足り、よほど牽制になるのです。
南西諸島へミサイル並べ立てるより遥かにお金もかかりませんし、
遥か遠い沖ノ鳥島でできて尖閣諸島でできない理由はありません。
即、抑止力になり実効支配も強化されます。でも、それは絶対にしないのですよね。不思議と。
尖閣諸島から遠い南西諸島へ莫大な国費を使いミサイルを次々と置くくせに。

上記のような理由により
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成長に伴う範囲内のマイペースで軍拡する中国へ張り合おうと
いくら南西諸島へ”空白地帯を埋める”とミサイル並べて軍拡しても、
この合法的な空白地帯は埋まりません。
中国は堂々と宮古島と沖縄本島間の公海上を通過して太平洋へ出るでしょうし
合法である以上、日本にそれを止める物理的な手段は違法な軍事先制攻撃以外にありません。

そもそも中国は資源のある西へしか興味ないですし
軍事的なリスクに応じるだけの資源のない太平洋へは、
合法的に公海上の回廊を通って堂々と通過すれば事足ります。
それが気に入らないからと、身の丈に合わない軍拡化しても無駄な足掻きも良いとろで
もはや軍事的な挑発でしかありませんし、身の破滅を招くだけです。

それが軍事的な挑発でないとしたら
ロシアが北方領土でミサイルを並べてるのを一切批判できませんよ。

そんな軍事的な挑発をエスカレートさせて、
万が一自分から中国へ軍事的なちょっかいを先に出そうものなら
今度も同じ愚か歴史を繰り返すだけでしょう。

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いざという時は孤立化する山上の基地

どうやったら攻めるか?敵の視点に立つと見えてくる事柄があります。
特に、後先考えず愚かな軍拡を進めるこの国においては。

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奄美の豊かな山の上に物騒な基地を造成して、今度はどこと戦争する気か知りませんが
この基地は災害時に役立つという名目で、地元が率先して誘致し、国費で造成されてるのです。
行事

でもねえ、いざという時はこんな位置も固定され衛星からも丸見えな基地。
真っ先に徹底的なミサイル投射により破壊されますし、


連隊
だからこそ、自衛隊もわざわざこんな大規模な車輌で移動する部隊を配置してるのです。

しかし、そんな都合良く事が運ぶと思います?
以前からロジスティクス面で、補給線を海路や空路に頼る島全体が孤立化する懸念は
この場で散々警告した通りなんで、今回は割愛しますけど、
島内ですら、災害時ですら、自衛隊の基地や部隊ごと孤立化する懸念を今回は指摘しておきます。

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これは奄美北部に造成中の地対空ミサイル部隊の駐屯地。
奄美CC地区ができる予定地の空撮地図ですが
ご覧の通り、僅か4箇所のポイントにある道路を破壊するだけで
孤立化させ基地ごと封じ込めることが可能になります。

うち2箇所は狭い林道。
そんなわけで他の島と違い、深い森の中にあるので
この道路を破壊されると空路以外は兵站の生命線は完全に絶たれます。
たとえキャタピラの付いた戦車であろうと

今回、自衛隊が島嶼戦争で投入する車輌はどれも大型の装輪車ばかりなので
この道路を破壊されると、ヘリに積める軽車両や兵員以外は
バイクすら走行困難な深い森の中へ閉じ込めることが可能になります。
重鈍なミサイル車輌や装輪戦車なんか論外。

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これは南部にある瀬戸内地区も同様で、ここは3箇所を破壊するだけで
深い山岳が周囲を囲む基地ごと封じ込める事が可能。

そんな事せずとも有事の際は、直接基地や港湾や空港ごとミサイル投射で破壊すれば事足りるので
まあ、あれなんですが、他の平坦で迂回路が多い島と違い
奄美大島は戦術的にも道路を寸断するのは、基地や空港や港湾など固定拠点を破壊した後に
移動部隊の活動を制限する意味においても、実に有効。

そう、つまりは奄美大島は山岳が多く他の島と比べ3次元空間的に縦深が深いのですが
移動する道路網が整備されてないと、厳しい山岳に阻まれ活動が極めて困難で
容易に孤立化するのです。

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この道は奄美CC地区へ通じる県道の画像ですけども、平時でもご覧の通り
ちょっとした大雨などで簡単に通行が制限されます。

2010年の豪雨災害のまとめ

を見てもその地理的な脆弱性がよく解ります。

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スクリーンショット 2018-09-08 153
スクリーンショット 2018-09-08 806

いざとなれば、奄美大島はこれだけ面積がある島にも関わらず
全周道路すら整備されてないので、生命線は南北を縦断する国道58号のみ。

そこのチョークポイントが寸断されると自衛隊の基地どころか、空港や港湾すらいとも簡単に孤立化します。
長年、振興予算の名目で国費使っても、余計なハコモノや都市開発に予算を浪費し
インフラの整備を怠ってきたツケですが、それは自衛隊の基地にも当てはまります。

災害時は道路が脆弱なため自衛隊の基地ごと孤立化する可能性が高いので、
そこからヘリなどを飛ばすしか意味ないですし、ヘリは駐屯地に常駐してるわけではありません。
(基地にヘリパッドはあっても格納庫は無し)本土や沖縄からヘリ飛ばすしかないので、
実質的には基地が無いのと同じ。

こんな市井の間抜けにすら指摘できる基本的な事すら想定せずに
災害時に役立つと信じ込んで山上に国費使って基地を作ってるのが、この国なんです。

今度もあの戦時中と同じく、なんとかに付ける薬はありませんが
ミサイル部隊などの移動部隊が生き残りを図るなら、
抗堪性(こうたんせい)を高めるしかありません。
ようは、簡単に破壊される道路などでなく、トンネルなど地下道を掘って
移動式の部隊を運用するしかないのです。

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仮想敵国である中国は当然のように、それを整備してますが、
果たしてこの奄美大島でそれが可能なんでしょうか?

確かに他の島に比べて、坑道を掘る縦深はありますけど
それだけのトンネルを山上の駐屯地から掘るとなると全周道路以上に莫大な国費がかかります。

”地下の万里の長城”を構築する中国ならそれも可能でしょうけど
果たして南西諸島ではどうか?
特に平坦で地下に水脈が走る宮古島なんか絶望的ですよ。

せっかくの移動部隊もさとうきび畑から丸見えじゃ袋の鼠もいいところ
確実に破壊されるでしょうね。

そこまで深く考えず配備してる間抜けさなんですが、抗堪性に関しては
日本を大量の移動式ミサイルで射程に収める中国のほうが遥かに上です。

まあ、こんな事言うだけ無駄でしょうし
自称愛国者と違い、前もって指摘するだけ僕も優しいですね。

ほったらかして自爆させるほうが、楽なんですから。
こんな軍拡よりも優先すべき課題はこの島には山ほどあります。

オスプレイの訓練地と中継基地になる奄美大島

戦後73年。
奄美大島では自衛隊の基地等、北から南まで大軍拡の波が押し寄せていますが

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この山上や市街地の上空をスレスレで飛び回るオスプレイもその断片の一つ。
貴重な自然や平穏な暮らしに侵入してくる自衛隊基地だけでも
個人的には切実なる懸念材料なんですけど、この主権回復した意味がまるで無い欠陥機が飛び回る現状。
自分がこの目で直に見たそれらを少し纏めてみましょう。

オスプレイという断片一つとっても奄美大島は何から書いて良いかわからないほど
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空の玄関口である奄美空港も、まるでオスプレイの中継基地であるかのように
恒常的に利用されています。
これは昨年の6月、奄美空港に緊急着陸した海兵隊普天間基地所属のMV22オスプレイですが、
この機体はその2ヶ月後の8月にオーストラリア沖で墜落し乗員3名を死亡させています。
今は亡き13番を付けた個体。それを目に見たこの時から個人的には恒常化する予感はありました。
だからこの時は静止画を収めただけで、さっさと帰ったくらい。
「どうせまた来るだろう」という思いがあったからで、はからずもそれは当たることになります。
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奄美空港への緊急着陸。アメリカ海兵隊のMV22だけでなく、この6月には
この4月にアメリカ空軍の横田基地へ配備するべく陸揚げされたばかりの5機の中の1機
配備前の訓練のために嘉手納基地へ輸送する途中の空軍型CV22オスプレイが緊急着陸。

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そのトラブルは実に深刻。駐機は異例の長さとなりました。
ご覧の通り、プロペラは折りたたまれ整備クルーが点検作業などを行いましたが
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レンタカーに乗る警備クルーと機体を残し、整備クルーは輸送機に乗り嘉手納基地へ一時退去。
空軍型のオスプレイは海兵隊のMV22と違い特殊作戦部隊が使う特殊作戦機。
この輸送機もただの輸送機でなく空中給油を含めたオスプレイの支援機で
自身もオスプレイ同様に地形追従レーダーなど特殊作戦機能を持ち、
ここ奄美大島でも低空飛行で何度も目撃したことのあるMC130コンバットタロン。
それが何度も奄美空港と米軍基地を往来し物資や人員を輸送しました。
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そして台風が通過する前にこのような係留がされた直後の6月中旬

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なんとオスプレイは民間航空会社の格納庫へ収納されました。
その後、上記のコンバットタロンによる物資が搬入されエンジン交換


前日にテスト飛行した翌日の7月4日。来た時とは正反対の格納庫前へ姿を現したCV22オスプレイ
ご覧の通り、その後に西日本へ壊滅的な豪雨災害をもたらし台風の影響で
目まぐるしく天候が変わる中、点検を済ませエンジン始動後に滑走路へタキシング開始。

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緊急着陸オスプレイ 1ヵ月ぶり奄美空港離れる
台風が迫る中、逃げるように横田基地へ飛び立ちました。
離島の足である民間機の格納庫まで整備に使った居座り劇はなんと1ヶ月という日本機新記録。

そんな居座り劇からの疲れも癒えぬ今月14日
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オスプレイ、奄美空港に緊急着陸 昨年6月以降で4回目
またも海兵隊のMV22が緊急着陸。
去年6月の今は亡き13番を付けたオスプレイの緊急着陸から1年弱で数えて4回目。
この夜間に往来したオスプレイは故障機が飛び立った後に整備クルーを運んだ別物。
そんな感じで台風が迫る中でも海兵隊はお構いなし。オスプレイを複数機飛ばし手慣れたもの。

でも、手慣れた海兵隊こそ深刻なトラブル突然はやってくるんです。去年もそうでした。
オスプレイ経緯
これは琉球新報が纏めたオスプレイが起こしたトラブルの経緯ですけど、
墜落など大きなトラブルこそないですが、奄美大島の奄美空港はマイナートラブルだらけ
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その度に事実上のオスプレイ中継基地、洋上へ浮かぶ不沈空母として利用されてる状況。
迷彩服も私服も含め空港ターミナル内に米兵たちが彷徨く様は異常でしたね。
あの居座り新記録の1ヶ月間は。
上の写真にもありますが、防衛局や国交省の職員も率先して手を貸してるような雰囲気さえあります。


何度も言いますけど、
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この昨年の6月に緊急着陸した13番を付けた海兵隊のMV22オスプレイは2ヶ月後の8月
オーストラリア沖で墜落し、この世にはいません。
名護沖のように堕ちてないのは単に運が良いだけでしょう。
空中給油や着艦中の事故だから大丈夫だという意見もありましょうが

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しかし、このオスプレイは空港への緊急着陸だけでなく
ご覧の通りの低空飛行で奄美大島の上空を高速な飛行機モードで恒常的に飛び回っているのです。
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パープルルートと呼ばれるこれ一つとっても、航空法なんか完全に無視した危険極まりない話。
とても主権国家とは思えない治外法権な酷い状況がまかり通ってるのが現状。
この轟音を伴い低空飛行してる真下には小学校や中学校があります。
危ない欠陥輸送機の低空飛行訓練地に中継基地にされ
もうオスプレイだけでも今や完全にめちゃくちゃな奄美大島ですが

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同じような懸念材料が日の丸掲げる山の上の自衛隊基地内にできるのです。
オスプレイが2機は駐めれそうな広大なヘリパッドやガソリンスタンド等を伴って。
海兵隊や空軍でも持て余すのに手下の自衛隊が扱える代物とはとても思えないのですが、
この奄美大島は自衛隊版のオスプレイに関しても、
佐賀空港から沖縄などへの中継地点にあるので困ったもんですよ。

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そして、その懸念材料は奄美大島だけではありません。
横田基地では昨日、8月15日にこの奄美空港で深刻なトラブルを起こした
レジナンバー0071もいよいよ飛行再開。
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空軍型のCV22オスプレイ5機は配備直前と思われます。
正式配備後は首都圏エリアも他人事ではないでしょう。
C130輸送機でもVFRと呼ばれる有視界飛行による低空飛行訓練はやりたい放題ですから、
オスプレイが例外なわけありません。
まして、低空飛行がメインの特殊作戦部隊なら尚更。

こうやって事実を羅列するだけでも疲れる奄美大島の現状。
1年ちょっとの間、それもオスプレイという断片を並べるだけでもこんな状態。それでもほんの断片。
愚かな軍拡に突き進む時代なんで、もっと目に見える形で色んな懸念材料が噴出してくるでしょう。
それを淡々と記録していくだけです。消されないように。

島嶼防衛という名の追い込み漁 その2

今も昔も破滅に向かって集団行動する国民性に対し、啓蒙しても無駄でしょうし
今や、嫌でも訪れる現実で調教する段階。
自己思考無き者を蔑称するのに馬鹿という動物を比喩にした意味がよく解る時代ですね。
そんな時代に確信をもった警告として結論から先に言いますけど、
中国と戦争しても100%勝てません。
この南西諸島へ戦域を限定しても同じですし、限定すればするほど負けます。

もしかして自衛隊を優秀な集団だと思ってます?
だとしたら、その認識を今すぐに改めて自己保身に負けないくらい自己思考を働かせて
自己防衛したほうが身のためですよ。特に南の島の島民は今度も自爆する羽目になります。
本気で言っておきますからね。これ。

ここに記しておくことが外れたらどんなに嬉しいことか、こんなこと事前に警告しておくのは
極々少数派でしょうし、だからこそ、こうやって村八分上等で書いておくのです。
こういうのは事前に書いておかないと意味ないですからね。

さて、前置きはこの辺にして具体的に自衛隊の戦略性。
これは前回も書いた通り最初から微塵もないので、
今回は戦術的な破綻について片っ端から指摘していきましょう。

まず、最大の前提として有事となった場合、どっちが先に手を出すか?
これが問題になりますけど、戦域的も遠く戦略的なメリットの無い北朝鮮はこの際、除外して
自衛隊が南西諸島で仮想敵とする中国に限定すれば
中国が先制攻撃した場合、
自衛隊に100%勝ち目はありません。


またしても結論からズバリ先に言いましたが
その前に先ずもって中国が先制攻撃する理由はありませんし、戦略的なメリットもありません。
仮に領土的な野心を満たすために攻めるにしても
得られるメリットに対しリスクがあまりに高すぎます。
そんなことをせずとも日本はただでさえ専守防衛ですし、経済成長の差に従い
着々とGDP比2%以下の身の丈に合うマイペースで軍拡すれば済む話。
日本なんか少子高齢化で勝手に衰退し経済基盤ごと自滅していきます。
あとは一帯一路を進みながら、既に国連決議も無しに米国がやりたい放題やってる
中東あたりで覇権を誇示できれば、何の問題も無し。

しかし、そんなこと言っても面白くないですよね。

そんなわけで、戦略的に圧倒的に有利な中国が先制攻撃する場合。
これを無理矢理にでも想定すると
移動目標や空港や港湾や発電所など固定目標これらを圧倒的な投射量を誇る
弾道ミサイルや巡航ミサイルで先制破壊すれば日本の生命線なんかズタズタです。
これに加え衛星や各種ISR網を含む移動目標やサイバー空間を先制しておけば
自衛隊は手足も出せないまま完全に無力化されます。

嘘じゃないですよ。
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中国のミサイルは巡航ミサイルも入れると
今や数千発から万単位のオーダーで日本の各目標をロックしています。
そうそう、小野寺防衛大臣も「リアル」と認める
自衛隊の空母が南西諸島で活躍する妄想を描いた某漫画がありますけど
このロケット軍のミサイルなんか一切出てきてませんからね(笑)

如何に自衛隊の首脳がバカで時代遅れの現状認識しかできてないか
完全に丸わかりですけど、自衛隊なんかそんなもんですよ。
米国製の最新兵器を買ったくらいで自衛隊がバカでないと思いました?
この国民にこの自衛隊あり。
勝てない敵を相手に戦艦大和で特攻した大日本帝国から簡単に本質は変えられません。

なんで中国が陸海空の別口でわざわざロケット軍を伸ばしてきたと思ってるんですか?
デブリまで撒いて対衛星破壊兵器やサイバー攻撃力を伸ばしてきたと思ってるんですか?
全てはこの戦略的な優位性を担保するため

中国が強襲揚陸艦や輸送機使って上陸作戦するとでも思いました?
空母から戦闘機や攻撃機飛ばして空爆作戦するとも思いました?
どれだけ現状認識が遅れてるんですか?って話で
今やフォークランド紛争やイラク戦争とは違うんですよ。
わざわざ船や飛行機使って面倒なことしなくても、安全な本土からミサイル撃てば済む話。

昔は固定目標を攻撃するのにも船や飛行機使って攻撃したもんですけど
今はラクでいいですよね。まったく。
そんな状況なのにわざわざ南西諸島に限定すればするほど
中国にとっては有利この上ないのですよ。
th_三段階
この限定した戦域へミサイルを徹底的に投射するだけで
日本全国からワラワラ集まる部隊を各個撃破できるんですから笑いが止まらないとはこの事。
いいですか、先制攻撃により陸上基地や空港や港湾や発電所など
生命線に関わる固定目標は衛星も含めて徹底的に破壊されますからね。

だから米軍は有事の際はステルス機や原潜など生存性の高い部隊だけ残し
主力部隊はオーストラリア付近まで後退する戦略を想定してるんです。
沖縄戦をやった米軍も馬鹿じゃないですからね。宇宙軍も配備しようとしてますし。
中国を知らず、もしくは、過小評価し呑気なのは今度も自爆必至な自衛隊だけ。

そんな先制攻撃され目も耳も補給線も食糧もエネルギーも奪われた状況で
各種移動目標が動き回れるとでも?
このタイムラグをもって後から奪回する計画なんか最高のカモですよ。

わざわざ自分から追い込み漁の漁場へ入るようなもん。
中途半端にデカイだけのヘリ空母や強襲揚陸艦なんか完全に母港を出る前から
th_洋上捜索
中国のISR網に探知され母艦ごと徹底的に破壊されますよ。
戦艦大和の特攻より悲惨ですな。しかも相手は戦艦大和を沈めるよりラク。
th_洋上投射
現状でも中国の偵察機の洋上捜索範囲は最大高度付近で索敵すれば600km超はありますし
爆撃機とデータリンクで長射程の対艦巡航ミサイルを
イージス艦の探知距離外からスタンドオフ投射できますからね。
それも自衛隊のイージス艦が対処できる数を超えるオーダーで投射されます。
百発百中だろうが二百発撃たれたら全滅。
目標が重複しないように統制されて大量投射されますし、AI大国を甘く考えないほうが良いですよ。

確実に奪回を目論む部隊は母艦ごと追い込み漁の漁場で狩られます。
嘘だと思ってれば良いですよ。でもね。これが自衛隊のお粗末な戦略なんです。
戦術面でも勝ち目は全くないですよ。
昔の艦砲射撃や爆撃よりも精度も投射量も段違いな分、沖縄戦より悲惨。
相手は沖縄戦よりラク。

駐屯地も奪われ奪回部隊も来ずに島に残された移動式の自衛部隊も補給線を完全に絶たれますから
沖縄戦以上に悲惨な捨て石になりますよ。
僕ら島民も含めてね。特に住民は食糧も含めて悲惨な奪い合いになるでしょうね。
そんな事を想定してますか?
安全な国内から敵の兵站を徹底的に絶てる中国は長期戦でも余裕なんです。
艦砲射撃よりも強力で正確無比なミサイルで料理した後に
じっくり戦闘機で空爆作戦したり上陸作戦でもすれば済む話。
あとは沖縄戦の後と同じパターン。もう、この辺で十分でしょう。

さ、そんな飛んで火に入る夏の自衛隊の破綻した戦術に戦略。

奄美空港へ居座るオスプレイ等も含めて色々とやる事が多いので
今回はこの辺にて、
次回は待望の自衛隊版の軽空母やF-35Bやスタンドオフミサイルも含めた先制攻撃編でも書きますかね。
この自衛隊が改憲してまで目論む先制攻撃戦術も専守防衛以上に破綻しまくってますよ。お楽しみに

島嶼防衛という名の追い込み漁 その1

東大卒の元自衛隊幹部ですら見えていない愚かな絵図。
「絶対に勝てない相手へ喧嘩売らずに仲良く共栄しろ」
僕の頭の中では、何年も前から見えてるシンプル極まる結論。
それらを傍証を添えつつ、立体的かつ詳細に伝えるのは意外と難しく面倒くさいものです。

ですが、こういうのは前もって言っておかないと意味ないですし
後世の人間に誤解されるのは心外。
だいたい南西諸島への陸自配備など愚かなる軍拡化へ反対してる僕が
根拠がない抽象論で主張してると言われるのも実に癪ですし、面倒くさいですが数回に分けじっくりと
軍事的な根拠も示しながら、愚かな時代に対する布石を打っておきたいと思います。
僕のような頭の悪い人間にも解るよう、なるべく平易な表現にて。
下々の庶民が戦略なんか考えても無駄だと思ってるでしょ?
冗談じゃないですよ。日本の中枢がそんなに高尚な存在なら、
こんな庶民を食い物にする老人ホームみたいな国になってませんし
大日本帝国は愚かな自爆を伴い破滅してません。
今も昔も意外とバカですよ。そんな飢え死に自爆国家から自己防衛を図るなら、
僕らこそ事前に考えておく必要性があるわけで、以下にそれを証明していきます。

th_限定戦域
さて、現在最新版である平成29年度防衛白書にもあるように
この本州に匹敵する長大な補給路が必要な我が南西諸島を限定的な戦域と想定し
自衛隊は陸自配備等を図ってるわけですが、最初から結論を言いますと、
これら全て抑止力とは程遠い完全なる無駄。

少し俯瞰して中国の現有戦力や地理的な特性を鑑みた戦略を頭に浮かべる事ができれば
この戦域を限定した戦略が如何に破綻してるか?
即座に理解できるんですが、本当に理解できないのか?理解しつつ敢えて無視してるのか?
今や東大卒の元文官ですら現状を認識できてません。
まあ、あの愚かな戦争をやらかした日本らしいといえばらしいのですが、
これから具体的な戦術論も含め、その愚かさを示していきましょう。

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初回の今回は先ず地図をどーんと俯瞰して
米軍や自衛隊がよく言う、中国の海洋進出や所謂A2/AD(接近阻止・領域拒否)戦略。
所謂、列島線戦略も含めたこれらが画餅であり、
中国が戦略的に戦力を整える温床になってる事実を解説します。
th_オフセット
簡単ですよ。キーワードは自衛隊の防衛白書にも出てますから。
この所謂、オフセット戦略。自分の長所を伸ばし相手の長所と相殺する。
つまり、中国にとっての弱点はなんぞ?それを考えてみれば自ずと答えは出ます。
th_南西諸島限定戦域
先ずはこの限定された戦域を海底の地形まで含めた地図で見てください。
ご覧のように中国にとっては東シナ海の大陸棚は
浅くて潜水艦の活動が最初から制限されるわけです。
つまり、どういう事かというと、中国の弱点である煩い潜水艦や貧弱な対潜能力。
そもそもは、この浅い海ではそれら能力を最初から存分に発揮できないわけです。
そんな事、中国の立場になれば誰でも解るのですが、自衛隊の高官は理解できてないのですよ(笑)
自分たちが深海に囲まれ外洋に出るのに恵まれた地理的条件にあるのが当たり前なんで
尚更、相手に対する想像力が及ばないのでしょうね。

この浅い海という地理的な弱点は
自衛隊が中国沿岸へ進出しようとする際には自分たちにも返ってきますからね。
どんなに静かだろうが海底の下までは潜れません。
その辺は次回以降に詳しく解説するとして

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そんなわけで、中国としては弱点である潜水艦や揚陸能力を補うべく
何でオフセット、つまり、相殺してるかというと?
そう、米軍がINF中距離核戦力全廃条約の制限により配備できない長射程ミサイル。
中国は米露の結んだ条約なんぞ関係ないですから、以上の弱点を補うべく
そもそも潜水艦なんか関係ない安全な内陸部から文字通り長所を伸ばしてきた次第。
こんなわかりやすい構図はないですよ。
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しかも、それらの長所は殆どが移動式ですからね。
日本がF35などの敵地攻撃能力を持とうが容易に破壊できませんよ。
軽空母やスタンドオフミサイル等も含め自衛隊が目論む敵地攻撃能力の破綻した構図。
その辺は次回以降のお楽しみにするとして

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兎にも角にも、中国の一貫した基本戦略としては、この「積極防御」
東大卒の自衛隊の元総監はプロパガンダとか現実逃避してますけど、
現実はこの戦略の下、中国は着実に長所を先に伸ばし
今や経済成長に伴い弱点すら克服しようとしてる段階なのです。

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そもそも、中国は貧弱な上陸部隊や煩い潜水艦はおろか
艦隊すらもこの限定した戦域へは送りません。
送るとしても雌雄が完全に決した最終的な局面。
最初からそんな自国に不利な部分で勝負する必要ありませんし、するつもりもないんです。
これ、主観を完全に廃したクールな客観的な事実でありますからね。まさに弱点を相殺する戦略ですよ。
敵が先に手出そうが、自分が出そうが、先ず衛星を破壊しサイバー戦や諜報戦や電子戦を実行し
圧倒的な投射力を誇るミサイルを徹底的に打ち込むだけで、
この限定した戦域で自衛隊や米軍は勝手に消耗していくのですから。

だから米軍は最近になってA2/ADという用語すら使用禁止にしてますね。
当たり前ですが、そんなの子分に軍拡させるための
米軍によるプロパガンダだったんですから当然です(笑)
東大卒の元総監はそれすら気が付いてないようなんで、解説しますけど

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中国にしてみれば、列島線なんか最初から眼中に無いのです。
普通に考えて下さい。列島線の先にある太平洋へ進出して何のメリットがあります?
石油も何もないグアムやハワイの要衝を抑えて米軍との正面から勝負するのにどれだけの戦力が要るか?
どっかのアホな帝国じゃあるまいし、そんな身の程知らずな事はしません。
中国が習近平主席の下、最初から見据えているのは、石油等革新的な利益を見込める西と南の要衝。
このチョークポイントを抑えるだけで、相手のシーレーンも封殺できて一石二鳥。

東へ出て米軍と真っ向勝負するより、西と南の要衝を抑えて
米軍の活動範囲を制限しながら、自分の軍事的プレゼンスも誇示できる道を目指すほうが
遥かに理に適ってますし、中国は着実に実効支配を伴いそれを実行しています。

th_限定戦域戦略性
そう、最初から列島線戦略なんか米軍のプロパガンダであり
長所を伸ばした中国による追い込み漁の漁場なんですね。
そもそも、その相手が勝手に限定した戦域こそが壮大な陽動戦略であり、
中国は海南島を中心にした南海艦隊により一帯一路を含めた本道を進むつもりなんです。

どうです?やっと解りましたかね。
地図を見てください。
海南島からなら水深の深い海域へ潜水艦もアクセスできますし
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空母等の艦隊も相手の勢力圏を通らずに進出できて、
相手の生命線である3ヶ所のチョークポイントも封殺できるんですよ。
自分らが南西諸島へ自衛隊配備して相手のチョークポイントを牽制してたつもりでしょうが
自分たちの衰退する国力も考えずに絶対に勝てない愚かな軍拡競争の罠に嵌ったのは自分たちのほう。
現実はそんなに甘いもんじゃないのですよ。

いいですか、F-35や軽空母使おうが
今度もこの南の島の自衛隊は玉砕に近い悲惨な目に遭いますからね。
勿論、有事が無くてもですよ。
どっちが手出しするか知りませんが(日本の可能性大)有事があろうもんなら
ボロ雑巾みたいな捨て駒にされるのは誰あろう自衛隊員。そのためにこれを書いてるんですよ。

次回以降はその様を実際の戦術にフォーカスしながら徹底的に解説していきます。