奄美群島&ミサイル基地問題の記事 (1/20)

また野に下ります。

ここのところ個人的にヒジョーに時間が足りなく
しばらくは野外活動やインプット及びリサーチへ集中するつもり。

なので、ここやSNS等の更新頻度も少なくなくなるかと思うので悪しからず。
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あ、そうそう。
本土は無論、この島でも殆ど知られていないこの捨て石島嶼防衛。
今度、その問題を先島から奄美までリサーチしてる三上智恵さん監督の映画の上映があるので
この今度も親方日の丸の下、南の島が捨て石になる問題に気付いた感度の高い人は
周囲の村八分な目なんか気にしないで、ぜひご覧ください。
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詳細はこんな感じになってます。
島の宝を大判振る舞いで買い取る親方日の丸よりは、チケットのほうもお安くなってるんで
宜しくです。

では、しばらく野良犬は再び野へ下ります。
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日々破壊される地元の貴重な自然

何事も眼前の事実が全てですよ。
野良犬は愚直に野へ入りそれを探るのみ。
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雨が降ろうが愛する地元の山へポンコツ転がしてね。

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独特なシダ類が茂る我が奄美大島の貴重な自然。
今やその貴重な自然も軍事最優先で大判振る舞いな親方日の丸の下
暴走重機や軍靴で日々踏みにじられようとしてるわけで
地元の自然と平和に過ごしてた野良犬ですら、怒りを抑えつつその匂いを嗅ぎ回る有様。
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地元の人間ですらもどうなってるか?
森や目先のカネをベールに隠され知らないその実体をね。
こうやって深い森越しな構図だと、目先の脅威や利益で売られる自然が一目瞭然。

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コレがその実体。まあ赤土むき出しで酷いもんですよ。
豊かな自然を内包した山が広角レンズでようやく全体がフレームインする広大な範囲に渡り
重機で削られ、何度もここで指摘してる通り意味のないミサイル基地のため
日々郷土の身近な自然が破壊されてるわけです。
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梅雨の雨で工事は中断してたようで静かでしたが
こんな大規模な工事は幼少期、喜界島に居た頃以来。
小役人である親父が霞が関まで行って住民やらと折衝し
(おかげで40過ぎの若さで死にましたがね)
島の農業基盤を築いた土地改良事業以来の重機の数ですね。

それだけ大判振る舞いな国費が投入されてる証拠。
まあどっかの学園ドラマと同じく親方日の丸な捨て石暴走国策ですからな。

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そりゃ儲かるでしょ。
これだけの重機使って貴重な自然をミサイルのために切り開いて大判振る舞いすれば。
ガードマンから土建屋まで目先の雇用や島や国の為なんて思ってるかもしれませんが
防衛上何の役にも立たないどころか、ハッキリ言って迷惑ですから。

同じ親方日の丸から意味のないお恵み頂くなら、生活保護でも貰って寝ててもらったほうが
自然も平穏な暮らしも壊さずに100倍助かりますよ。ホント
奄美大島 生活保護率
実際にそうですからねこの島は(笑)

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そんな奄美大島に親方日の丸な大判振る舞い。
コレだけ自然を壊して気になるのが、この時期特有の大雨による赤土流出。
何しろ環境アセスメントは森友学園と同じ黒塗り開示ですし、


着陸帯周辺から赤土 高江住民「欠陥」と批判高江 赤土
沖縄の米軍基地周囲からは実際に赤土が流出しています。
同じような大規模な工事をした喜界島でも自分は経験してますからね。
サンゴ等へダイレクトに影響する二次被害を
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陸から確認できる場所はないか探りましたが、こんな感じで急峻な地形なんで
森越しな穴場からは灯台下暗し。船か空撮しか確認手段は無いですね。
数少ない野良仲間がドローンを飛ばせるんで、その辺は雨の状況を見ながら追々。
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麓にある有良(あった)集落はゴルフ場造成の時にも流出汚染した過去があるらしいんで
その辺が心配になり探りを入れに来た次第。
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このミサイル基地。何度も言うように
移動式SAMやSSMなんでこの施設だけで終わりませんからね。
敵の衛星も含めた警戒網から隠蔽するために全島規模でミサイル車輌やらが
移動する道路や壕を拡張するのは確実。
それを示唆するかのように周囲には見たこともないような広大な
一般車両が通行できない林道?が整備されてまして
ダンプが余裕で通行できるコレから周囲へ色々と拡張は可能。

そんなの住民に説明したんですかね?

自然遺産だとか何だとか言ってますがね。それも含めて全ては目先のカネのため
今や親方日の丸の前にこんなもんですよ。

南の島の人間が温かいなんて、それは上辺だけのイメージだけでっせ。
今も昔も薩長に扱き使われてポイされるだけなのに
そんなの忘れて餌のためならだんまりを決め込み、後先考えず目先の餌を追う事に腐心。

テレビもラジオも手を変え品を変え、外面取り繕い、振興、振興、また振興。
目の前にある現状は正反対なのにね。
目先のカネのためなら自分の島の宝さえ平気で売る連中ばかりなのが現状です。ハイ

そんな近視眼的な思考状態で島も島国も発展どころか衰退するのは当たり前。

国策五輪で浮ついてゼネコンへ大判振る舞い。
外面だけパクリポスターやらで取り繕う東京も似たようなもんですか(笑)

そんなわけで、国費へ縋る暴走は安倍政権以降は特に顕著です。
生コン業者が平気で安倍総理のポスターこれ見よがしに掲げてるくらいですから

まあ、そんな感じでJOCもユネスコもカネの成る木。
最近では大本営な大河ドラマもですか

コレも長州の次はクッション置いて薩摩なんで露骨ですな。

足元は見ずに一部の既得権者のため目先ばっか追った結果が少子高齢化。
そのツケを払いながら、福祉や環境そっちのけで上澄みの権益を防衛するために
貴重な自然まで壊さたら、そろそろ我慢も限界ですなあ。個人的には

ただでさえ資本主義に毒され色々と病んだ身体。

地元の自然に癒やされつつ音楽でも聴いて平穏に寝てたいのに
こんな国家的な狂騒に付き合わされたら、か弱きマイノリティでも堪ったものではないですよ。

まさに切実な問題だから黙ってられんのです。マッタク
親方日の丸の下
70年以上前と同じというか、それ以上の誤り&過ちを繰り返すこんな事して
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子供に恥ずかしくないんですかね〜ホント

カルトな国粋主義や全体主義でイカレた連中はその子供のためとすら思ってそうですし
その子供すら犠牲にしそうですな。今度も

愚直にやることやるだけです。

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まさかモノ言うマイノリティ怒りのお手紙をホントに載せるとはね。
どっかの匿名な内部通報を怪文書呼ばわりする政権の下僕。
卑劣な個人攻撃を展開する新聞社と違って、
我が故郷たる奄美群島の地元紙もナカナカどうして、捨てたもんじゃないです。

とりあえず試しに字数制限の範囲で言いたいことを出来る限り詰められるよう
主語やらもテキトーな匿名で出しましたが、まさか載るとは思いませんでした。
次回からは大問題なミサイル基地問題に限定せず、この戦前回帰な時代の流れの中で
いよいよ迫害されつつある弱者の暮らしを死守すべく、色々と諸問題に対し実名でお手紙書く覚悟。

で、有事があっても無くても捨て石島嶼防衛。先日じっくりと説明しましたが
福祉や経済やまして環境なんかより軍事最優先。
自民 安保調査会 防衛費はGDP2%程度に
NATOを参考

この間抜けの言う軍事最優先が嘘だと思いましたか?
ホラ、さっそく我が日本国の政権与党は絶妙なタイミングでこんなこと言ってますよ。
コレ、国情の窮乏化とは正反対にもっと上がると個人的には思っています。
あの戦前のようにね。庶民より上澄みの暮らしや安全が最優先ですから。

どうせ負けるのは100%に決まってるのに、ここまで愚かなんですよ我が国は今でも。
そんなうなぎ登りな防衛費や株価と正反対に日々衰退する国情の変化は、
この目で南の島の街へ出てハッキリと確認しています。
誰が潤い、誰が虐げられてるか?それも併せてね。

こっちこそ目先の支持率や株価なんかマッタク一喜一憂せずスルー(チラ見はしますが)
国粋主義や国防の名の下に横暴を極める癒着政権から、暮らしの平穏や自由を死守すべく
法治主義の範囲内で愚直にやることを粛々とやるだけです。

今やホントに軍靴で地元の自然すら破壊され、平穏な暮らしも脅かされてるのですから。

あ、そうそう
対米従属をテコにした自衛隊の捨て石島嶼防衛の裏はお話しましたが、
その更に裏はまだお話してませんでしたね。

そこまで読んでる人は、この国でもおそらく極少数でしょう。
それは、日々の活動報告と併せて追々。

捨て石島嶼防衛 その4

さて、この自衛隊による南西諸島シフト。
捨て石島嶼防衛が敵国どころか同盟国にすら相手にされず利用され
戦術的にも戦略的にも破綻してるのは、前回までで十二分に理解できたでしょう。
(理解できない人は今度も捨て石になるとよいですよ)

こういうのは前もって言っておかないと意味ないですからね。
同じ誤りや過ちを何度も繰り返すこの国の場合は、特に。

で、日々成長する強大な相手を前に同盟国すら引きつつあるのに
国内外を煽り立て同盟国を引き留めつつも、敵国にはマトモに相手にされてないのですから
ただでさえ専守防衛の国。
普通に考えれば、有事なんか起こりようがありません。

じゃ、どういうシナリオで起こるか?

そりゃ中国は何もせずとも専守防衛な国相手にマイペース。
自衛隊が先に手を出す以外にないわけで
イージス艦に巡航ミサイルを積んだり、ヘリ空母にステルス機を積んだり
まあ、敵地攻撃能力とかこつけ色々と画策してるわけですが、前回までで述べた通り
そんなことしたら最後、正当防衛の大義名分を得た相手に容赦なく反撃され確実に負けます。

そんなことは前回も散々述べたんで、
今回は有事がなく軍拡が進んだ場合のシナリオを考えましょう。

日々少子高齢化で窮乏化する国情とは裏腹に愛国心や危機を煽り
軍拡競争だけが進行する最も可能性が高い現実的なシナリオ。
それなんですが、現実的な視点で見ると

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ドル建て名目GDPで見てもご覧の通り今や中国は逆転し
その差は一目瞭然でダブルスコア以上。
ダウンロード グラフ(1)
経済成長率で比べても中国は新興国における成長のピークを終え、
先進国の平均的水準へ向け下降はしてますが
相変わらず5%以上をキープしていて日本と比べても遥かに高い水準にあります。

いずれこれも米国同様に3%前後へ落ち着くでしょうが
それでも日本の倍はありますからね。

で、そんな国と軍拡したらどうなるか?
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中国は軍拡してるとやたら煽ってますがね〜対GDP比では日本の倍程度で2%以下。
対GDP比3%を超える米国の軍事費より少ないわけで、まあ、マイペースなんですな。
当然です。
上記のように少子高齢化で衰退の一途な国と比べ
GDPの分母が圧倒的に中国のほうが大きいわけで、しかも世界の警察任務もないですし
専守防衛な国を始め、周辺でも喧嘩売る国はたかがしれてますから
じっくり焦らずマイペースで軍を整備できる寸法。

そりゃ攻めるわけないですよ。中国は
黙ってても相手は攻めて来ないし自分はマイペースで軍拡できるのですから
しかも相手が衰退の一途なら尚更。

軍事費ドル建て
で、割合では倍程度なのに軍事費の総額で見れば圧倒的に中国のほうがデカく
米国に次いで世界2位。
日本なんか総額では上位5位にも入らずランク外。

まあ、当然といえば当然ですが
リマーン危機以降軍縮してた米国よりもマイペース。

そんな相手と軍拡競争して勝てると思いますか?

いいですか、今の日本は先行者の利得で軍備の量はともかく
質でこそ中国を上回ってますが、いずれはそれも逆転するポイントが必ず訪れます。
中国は子分の日本でなく親分の米国と競争してるのですから

破綻なんか期待しても無駄ですよ。
そもそも国土や人口を含め分母が圧倒的に大きいですし
エネルギー源や食糧の自給率も圧倒的に違います。

仮に経済的に破綻しても遥かに向こうのほうがダメージが少なく回復も早いでしょう。

中国は再生可能エネルギーにも柔軟にシフトしたり
今や実に賢明で、先進研究分野にも熱心。
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中国 「盗聴不可能な」量子暗号に向け前進

宇宙開発は無論、軍事に直結する分野も土台となる分母が大きいと
人的資源しかないのに底辺を搾取し上だけ富み
少子高齢化が進んで窮乏化する国とは増々差が開くでしょう。

同じように貧富の格差はあっても、国土から人口から自給率まで分母が違うのです。

ですから更に窮乏化するであろう日本は、軍事費の水準を維持すべく
福祉等を削りいずれ軍事費の割合をどんどん上げていくでしょう。

それでもハッキリ言いますが、有事が無くても狂騒といえる軍拡競争
日本は中国に対して負けますよ。100%ね。

破綻した旧ソ連相手の冷戦はバブル期も重なり
米軍の軍産複合体に騙される軍拡競争でも事なきを得ましたが
今度の軍拡競争。
既得権益側だけが私腹を肥やし衰退の一途の日本の構図は破綻した旧ソ連側と同じですよ。

この身の丈に合わない軍拡の先に何が待っていて、どうなるか?もう言わなくてもわかるでしょ。
最後に言いますが、この問題の本質は

土建屋や国内企業や米国軍産複合体など
目先の利益や民族的な自尊心のために
奄美群島や沖縄や先島の貴重で平穏な宝を売ったのです。


この捨て石島嶼防衛は有事が無くても最終的には、親方日の丸の捨て石になりますよ。
あの親方日の丸を信じて右向け右で整列し
教育勅語を熱唱したのに冷酷に見捨てられた森友学園のようにね。

今も昔も薩長の末裔が牛耳る親方日の丸は冷酷です。

今度もこの自衛隊の南西諸島シフトで、南西諸島が捨て石になるのを
極小数な人間は解ってますが、
解ってない大多数へ向け、ここに断言しておきますからね。

そして、最後に前の愚かな大戦でも
経済的に追い詰められて先に戦争を仕掛けたのは
中国でなく日本であったのをここに明言しておきます。

そんな貴重な郷土の自然や平穏な暮らしまでも破壊される狂騒に対して
断固として反対し闘う覚悟もね。

そして、人的資源以外何もない島国が持続可能的に生き残る手段は
広大な貿易路をカバーできない軍事力でなく
内需の拡大を基本にした貿易立国と国際的な信頼関係の構築しかないのです。

戦前の失敗でなく、この戦後の成功体験にこそ学びたいのですが、
今や時代は完全に逆行していますね・・・愚かなことに。

捨て石島嶼防衛 その3

さて、連日書いてる捨て石島嶼防衛問題。壮大な森友学園問題ともいえるコレ。
勘違いしないで欲しいのは自衛隊自体が不要だとか
単に反戦ありきでなく、ただでさえ窮乏化してる国情において全くの必要ない軍事リソースを
「貴重な自然や住民の平穏な生活を破壊してまで無駄に割くな」

と、環境や経済的な観点も含め郷土愛の延長で当たり前の主張をしてるだけのこと。

むしろ「専守防衛の範囲で足りない部分は補強しろ」とすら思ってるくらいで
何よりも有事の有無に関わらず捨て石にされる自衛隊員を思って言ってますし
今後は愛国的な全体主義が増々加速するであろう戦前回帰な時代において、
こんな核心を突く意見は自画自賛なまとめサイト等が氾濫してる中、滅多に見れないでしょうし
ましてはタダなブログ上では貴重極まりないなことを、我ながら改めて前置きしときますよ(笑)

で、さてさて、戦術論的には島嶼防衛部隊が中国のセンサーキラーや物量投射により
完全なる捨て石になるのが前回の説明によって嫌でも理解できたと思いますが
(理解できない近視眼的な人々は今度も玉砕すればよいでしょう)
今度は、戦略的な話。中国が所謂A2ADと呼ぶ戦略における列島線。
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南西諸島も含めたそれに
そもそも中国は固執する必要がないのを説明したいと思います。

と、その前に、そもそも何故こんな捨て石島嶼防衛みたいなアホな事態になったか?
それを紐解くにはこの中国の戦略より、先に日本の愛国的な暴走を紐解く必要があるわけで
尖閣諸島がまだ領有権すら棚上げされた平和裏であった頃、軍艦どころかコーストガード
つまり警察ですらない漁民による暴走や挑発にまんまと乗って
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前事務次官なんぞ問題にならない守秘義務違反で国家機密であるビデオを漏洩したコレ
この時から自分はこの行為は今後大いなる禍根を残し、国益を損ねる事になると
危惧し警告してたのですが、やっぱりと言うか、そんな警察権の範囲内の挑発を
国際的なナショナリズム問題にまでエスカレートさせた張本人が
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まあ、五輪から島嶼防衛まで我らが口だけは実に実に勇ましい元都知事さま。
後先考えないコイツのせいで一気に中国の国粋主義者まで完全に挑発し
警察権の問題は国際的な領有権問題へエスカレート。

反日デモなどで中国進出企業へ莫大な損害を出したのは記憶に新しいところです。
いいですか、中国は領有権問題が復活した今も棚上げした昔も
一貫して尖閣諸島には警察権、つまり、コーストガードの範囲内で対処してるのに
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今や国粋主義者に溢れた国は安倍政権の暴走で更に加速しコレ。
貴重な国家予算から土建屋にカネ撒いて(与那国島では21世紀なのにベニヤ仕切りタコ部屋)
軍隊を遥か南の島まで急ピッチで整備してるわけで
挑発してるのは誰か?直近の歴史を見るだけで火を見るよりも明らかなんですが
そんな後先考えず愛国主義でエスカレートする自衛隊の対中封じ込め島嶼防衛のシナリオ。

エアシー・バトルimg_3
今度も指南役は米国でして、その中国のA2ADと呼ばれる列島線戦略に対抗する
限定戦争戦略がエアシー・バトル(以下ASB)と呼ばれる対抗戦略。
コレに基いて日本の島嶼防衛、つまり南西諸島が捨て石になる
海洋限定戦争シナリオも描かれてるわけ。

ですが、コレ
中国の発展や尖閣諸島へ一貫して警察権で対応してる現実や
後述しますが、そもそも中国は最初からこの列島線戦略に固執してないので
今や米国ですらA2ADという言葉すら使用禁止にして、シナリオを大転換しています。

中国は沖縄も含めて南西諸島の軍事的な機能を無力化するだけなら
前回書いたように今や造作もない状況なわけで、得られる経済的なメリットに対し
国際世論も含めた戦術的なリスクが過大だから
警察権の範囲でちょっかいを出したり、たまに軍隊で新技術の実証実験してるくらいで

そもそも南西諸島を含むエリアなんか最初からマトモに相手にしていないのです。

実に間抜けな話ですが、それを米国も感知したから
沖縄の海兵隊部隊をグアムへ後退させる新戦略を打ち出してるわけで
それを必死に思いやり予算で引き留めてるのが

そう、引くに引けない日本の自衛隊なんですな(笑)
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この辺野古や高江だって日本の防衛省が主導し
土人呼ばわりまでしてゴリ押ししてる裏には、この施設を上記のような
米軍ですらマトモに相手しない間抜けな、文字通り自衛隊の一人相撲な戦略へ使うためなのです。

思いやりで高いカネまで払って基地まで作り、これまた高いオスプレイやF35まで買って
戦う相手もいないのにエアーなバトルで実に実に笑える話ですが、自衛隊。
コレが最初でなく、前回も北海道で旧ソ連相手に同じエアーなバトルやらかしてまして
前回はデカイ戦車が無駄になり、今回はその2番煎じなだけ。

ただ、今度は結局は軍拡に負け破綻したソ連とは違い相手は成長する新興国。
今や米軍ですら予算が足りず基地も後退させようとしてるわけで
そんな中、警察権しか行使してない相手に
こんなカネのかかる一人相撲やってるんですから無駄使いとはまさにこのこと。
シーレーンお1
中国は上記の列島線へ拘らずとも外洋へ出る公海上のルートがあるのは
最近の空母艦隊の示威行動で明らかになりましたし、日本を兵糧攻めにするなら
わざわざ広大なシーレーンを列島線の中にある南西諸島だけに限定して戦争せずとも
いくらでも足の長い原子力潜水艦などで遮断することが可能ですし
実際に日本のシーレーンの上にある南沙諸島を要塞化しています。

そうしたほうが自衛隊や米軍の行動線は伸びますし、戦線が広大になればなるほど
防衛する範囲が拡がり中国にとって質で劣る戦力を量で十二分カバーできます。

実際にフィリピンからも撤退した米軍は
航行の自由作戦とか長距離移動の嫌がらせ作戦するのが精一杯。
平和裏に実効支配する中国には痛くも痒くもないでしょう。

つまり、日本やらが手出しして全面戦争になっても
商船などの通商破壊戦なら旧式の潜水艦や航空機で十二分。
しかもこの時代に護送船団方式組もうものなら弾道ミサイル等でまとめて壊滅なリスクがあるわけで
そんな広いシーレーンを軍事的にカバーするのは物理的に不可能ですし自給自足も不可能。

いいですか、この貿易立国時代には軍事力以前に
平和憲法などを基にした国際的な信頼関係が無ければ国自体が物理的に成り立たないのです。
これは現代の島国なら常識。

それなのに身の丈に合わない軍拡で相手にされてない相手を挑発して
まさに馬鹿の極みですが、そんな馬鹿の極みを70年以上前にやってるんです。この国は
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それを中国は理解してるから、悠々とマイペースで軍拡してるんですな。
日本の自称軍事通な自称保守派が馬鹿にしてるこのスキージャンプ式の空母も
艦隊運用や各種ノウハウを習得する艦としては、実に合理的で
南海艦隊
米国のように他国介入する必要性もないですし、艦隊防空と演習がメインならこの装備でも十二分。
文字通り当面はエアシー・バトルなんですから
イラクやアフガン戦争のようなカタパルトの要る他国介入な陸上攻撃能力は後からでも間に合います。

2番艦もこれの延長線上で外国製だったパーツ群を自国製にした練習&示威メインの艦。
中国国産空母2番艦は蒸気カタパルト搭載、ただし能力は限定的か―中国メディア
最新の情報では現在上海で建造中の3番艦(国産2番艦)は
同時射出が限定される通常動力ながら蒸気カタパルト搭載。

コレも各種ノウハウ習得がメインとすれば実に合理的なステップ。

中国は北、東、南、各艦隊の数自体は増えてません。
(ちなみに北が一番ショボい3艦隊の戦力配分も実に現実的で合理的)
つまり、古い艦はガンガン退役させ新造艦へ随時更新してるわけです。
そこが旧ソ連とは大きく異る点。

いいですか、中国は何も焦る必要はないのですよ。
日本は専守防衛ですし、南沙諸島は実効支配してますし。
自分から先制攻撃する必要は一切ないのですから、じっくり装備も更新可能。

むしろヘリ空母にステルスを、イージス艦へ巡航ミサイルを載せようとして
敵地攻撃能力とか言って先制攻撃をしようとしてるのは自衛隊のほう。

そんなの日本と国連無視の米国では通用するかもしれませんが
「お前らは相手のミサイルの目標が発射前に判るのか?」の一言で終わり。
相手からすれば、国際法上の正当防衛と反撃の大義名分にしかなりませんし、
その場合は国際世論も味方につけて容赦なく反撃されるでしょう。
(北朝鮮も同じですよ)

次回じっくりとやりますが、そんなマイペースに軍拡する相手と
補給線を水路に頼り衰退する島国が相手の挑発に乗り
というか自分から挑発しながら一人相撲な張り合いしてどうなるか?
賢明なら、有事が有っても無くてもその答えや愚かさもよく解るでしょう。

長くなりましたが、実に大事なことなんで最後にもう一ついきましょう。

ネットで検索すれば出てきますが、
今は米国もそのアンチA2ADという近視眼的な戦略性のない愚かさに気が付いて
ASBからオフショア、コントロールやバランシングという戦略に転換しています。
この論文を見ても解る通り
オフショア前置き
オフショアコントロール

従来の中国内部まで攻撃する近視眼的なASBは完全に核戦争の引き金を引くだけ
今や中国の戦力はそんなレベルでなく色んな観点からリスクがあまりも過大なんで
米国はショア(沿岸)からオフ(後退)してコントロールやバランシングする戦略をとったわけです。

そんな状況で、わざわざ身の程知らずにも敵の真ん前の
沿岸へ高いカネ払って配備する馬鹿がいるわけですよ(笑)

ね、ここまで書けば、もう言わなくても理解できるでしょ?
70年経ってもコレですよ。

で、あまりも近視眼的で愚かで間抜けな島嶼防衛。
まだまだ裏や穴がありまして、それは次回にて