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”思想なき世界”で明確にすべき立ち位置とは

暴走的な時代。
ブレーキ踏んで、色々とじっくり書きたい事柄などがあるのですが、
即時的にSNSへ書き綴るだけで、時間が無為に過ぎたり、現場へ出たりでこの場も疎かになりがち。
そんな前置きはさておき、いつの間にか季節は秋。明日からまた自衛隊がこの島で戦争ごっこを始める時期。
こうやって書けるのも今日くらしかないので、朝からブラームスの交響曲をLPで流しながら、これ書いております。

さて、2010年代も後半になり、我々が生きるこの時代、この世界。
資本主義が先鋭化するにつれ、ありとあらゆる事象が相対化されています。
それに伴い、政治的なイデオロギー。
いわゆる保守やリベラルといった二項対立も成立しなくなる状況。
それは今や、トランプ現象を筆頭に民主主義国における世界的な潮流と化し、世界を被覆。

そんなイデオロギーの崩壊現象。
個人的には、この日本はその最先進国だと捉えています。

故、西部邁氏も憂いていましたが「自民党をぶっ壊す」という小泉劇場以降、
右も左もごちゃごちゃにする政治的、思想的な混乱が与党である自民党内から発生。
確固たる理念や哲学に裏付けされた思想より、場当たり的な利己主義や
自尊心を満たすだけの底の浅いナショナリズムや、それに伴うヘイトスピーチ等など
安倍政権になりそれらが更に加速し、保守とは名ばかりの急進的なポピュリズムが横行中。

と、まあこの辺はよくありがちな分析で、実際問題、そうなんですが

個人的には日本に保守やリベラルなんて二項対立は元々からして存在していない。
最近は、色んな著作を読み、思索を深めるにつれ、それを確信しています。

さらにそれを深化して、個人的な自己防衛を図る上でのカウンターも講じたいのですが、
何分に思想なき時代の暴走が速くて、追っつかない状況。
それは沖縄を見れば、より顕著であり、沖縄はその象徴的な島。

そんな時代の中、この南の島で爆発的に進む軍拡。
それへ抗い故郷の平穏無事を希求する意味でも、この思想なき時代における
個人的な立ち位置は絶対に明確にしておくべきであろう。

そんな想いから、貴重な晴れた日曜日の朝から、これを記してる次第。

僕は祖父が関東軍閥のコネを使う役人系の家系に生まれ
それへ反発し学生運動家となり、投獄され帰郷後に小役人となった亡き父の下で育ち
政治的、思想的にはノンポリ、若しくはややリベラルよりであったと自負してました。

中学生になりゃパンク・ロックには傾倒するし、
社会科の担任とは明治維新後の歴史認識で授業中に口論するガキだったんで。

それはともかく、個人的にはそんなノンポリや中道。
これが1番嫌いで、前者はまだ許容できても、政治的な中立なんて有りえないし
1番信用ならないと昔から思っていますし、今でもそれは変わってません。

よくよく考えて下さい。僕らのような市井の庶民がなんも考えず
ノンポリや中道でも一億総中流で思想無くとも生きられた時代
(身分制度を除けば江戸時代もそうかもしれません)が
特殊的に幸福であっただけで、思想的な対立軸があやふやなまま
虚構的なイデオロギー闘争を演じてただけに過ぎないのです。日本という国は

それは戦前から続いていますし、明治維新後からそうかもしれません。

いいですか、リベラルと言われる朝日新聞が個人の自由や尊厳を
軍隊式の全体主義で統制する高校野球を主催してるんですよ。
しかも日本国民は嬉々としてそれを受け入れています。
というか、部活動自体がそうです。
こんなのを許容してる存在が、人権や多様性を重んじるリベラルと言えますか?

とても言えませんよ。

保守の側だってそうですよ。
今や国境に拘らず、自国民より財界や他国の利益や軍隊を尊重。
庶民や国土すらも食い物にして、ひたすら新自由主義や軍拡を先鋭化させる
世界トップレベルで急進的な安倍政権が保守と言えますか?

とても言えませんよ。

産経新聞という名前のほうが、国民より財界最優先で先鋭化する現状をバカ正直に現してます。

戦後の日本はGHQの庇護から離れた時から、保守もリベラルも存在なんかしてないのです。
高度成長期の自民党はその”思想なき状況”を国民へ微塵も意識させず
護送船団方式に代表されるように、思想だけだけでなく、内需や外需のバランスもとる経済。
庶民への還元も含めた調整型の政治に極めて長けていただけのこと。

これは完全にリベラル側の政治手法ですよ。

だから三島由紀夫の決起にも中曽根政権や自衛隊は冷笑したのです。
これも当時の自民党が戦前のような軍国主義とは距離を置いてた象徴的な事例。

掘り下げると戦前ですら、保守思想という概念を正しく理解してたとは思えません。
あの天皇を現人神に据え軍国主義へ暴走した体制は、とても保守的な思想というより
植民地統治を他国に負けじと、大急ぎで進める極めてラジカルな暴走ですよ。

本当の保守派なら、間違いなく現実的な非戦論を唱えてたでしょうね。

その証拠に祖国を保守する事なんか1ミリも考えず
身の程知らずな戦線拡大の果てに他国の主権を侵害しまくり、結局は自爆し破滅しました。

そういう意味では、リメンバーパールハーバーの米国のほうが遥かに
思想的には保守でしたね。
そういう意味では、国連決議も経ずにイラクへ戦線拡大したブッシュ政権は保守ではありません。
ネオコンという言葉の示す通り。

そう日本人は今も昔も右や左の思想的な対立軸なんて存在せず、幻想であって
そんな対立軸が成立してたら、米国のように2大政党制が完成してて
自民党の一党独裁体制がこんなに長く続いていません。

それは自民党が穏健的で調整型のリベラルであったからで、
だからこそ過去は野党とも極めて穏健に共存できたのです。
連立したくらいですからね。周辺国との関係もそうですよ。
靖国参拝も私的だの玉虫色にして、穏便にしてました。
(今に比べ、軍事や経済的にも圧倒的な優位だったにも関わらず)
逆に小泉劇場以降に新自由主義やナショナリズムを先鋭化させ過ぎたせ反動で
2大政党的な民主党政権が誕生しましたが、急進的な自民党に対するカウンターは
元々思想的な対立軸のない国民には理解されず、案の定、瓦解しました。

当たり前です。自民党も民主党も根は殆ど同じですからね。
米国のような対立軸を描くほうが無理難題。
今もそれは同じですよ。だから自民党が一党独裁体制で野党勢力はああなんです。

イデオロギー的な対立軸が無く、今や穏健的な分配型の政策も壊し
あるのは富裕層最優先、国体最優先で調整なんか1ミリもない無謬性で強固化。
あるのはひたすら急進的な政治の先鋭化のみ
挙げ句の果て、再び身の程知らずに民族的な自尊心まで満たそうと
あの破滅的な戦前の全体主義へ急速に回帰してるんですから
馬脚を現したとは、まさにこの事ですよ。

そりゃあ西部邁さんも身投げしたくなります。

軍拡を急進する自民党が保守なんて思ったら大間違いですよ。
同じように野党勢力がリベラルと思ったら大間違い。

この状況を自覚してるのは、確信犯である自民党は置いといて
少数の野党勢力でも更に極々少数。
そういう自覚のある野党勢力のほうが調整も効いて穏健的だったりします。
昔は完全に逆だったのに・・・。

日本は戦前から思想なきのツケが溜まりに溜まって、暴走してるだけの事。

で、そんな思想なき現在。沖縄はどうです?
見事なまでのカウンターを示しました。

保革の枠を超えた新時代沖縄は、何も革新的、急進的な事は明示してません。
あるのは極めて穏健的で漸次的なアイデンティティの確立。分配。共生、自立。

「唯一の解決策」と、不平等条約には目をつぶり
他国の殴り込み専門の軍事基地を強行するどこぞの与党のほうが遥かにラジカル。
もっと言えば、売国奴ですよ。

いいですか、「美しい沖縄」「沖縄を取り戻す」「沖縄を守り抜く」

この自称愛国者や保守政党が放ったフレーズこそ
新時代沖縄に相応しく、まさに沖縄はこの思想なき時代において
イデオロギーよりアイデンティティ。
郷土の地に足の着いた、揺るぎ無き明確な対立概念を極めて自然な形で世界へ提示しました。
それも、対話を重視し穏健で非暴力に。
僕はどこの国の政治形態よりも今の沖縄の状況に
イデオロギー的な真髄も垣間見てる思いですし、ベターに信用できますね。

僕も徹頭徹尾、そこへ立脚します。それすら絶対ではありません。
人間は常に間違う存在ですし、世の中に絶対的にマストな正義や原理なんて存在しないのですから。

今や米国ですら「神の国」とのたまう、急進的な時代。
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大事なそれらを明確にするため、敢えてブレーキ踏んで長々と書き綴っておきます。






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